相続税の調査立会い+秋季シンポプレ発表
相続税の税務調査で1日、職員と同行する。
税務署より1時間早く乗り込み、最後の打ち合わせ。
特殊な職業をどう分かって貰うかが鍵であった。
1年前、相続人の一人が遺産分割を巡って依頼した
東京の弁護士との交渉をした苦難の日々を思い出していた・・・
いや~あの時は大変だった。
それに続く、別の親族との事務所での大調整のため
急遽、東京からトンボ帰りして、再び東京に向かったあの日。
懐かしくもある。
話を戻して、調査は結局・・・
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相続税の税務調査で1日、職員と同行する。
税務署より1時間早く乗り込み、最後の打ち合わせ。
特殊な職業をどう分かって貰うかが鍵であった。
1年前、相続人の一人が遺産分割を巡って依頼した
東京の弁護士との交渉をした苦難の日々を思い出していた・・・
いや~あの時は大変だった。
それに続く、別の親族との事務所での大調整のため
急遽、東京からトンボ帰りして、再び東京に向かったあの日。
懐かしくもある。
話を戻して、調査は結局・・・
半日、請求書作成にかかる。いつもながら面倒な仕事だ。
しかし、しない訳にはいかない仕事だ。
人は、したい仕事と、しなければならない仕事がある。
したくない、しなければならない仕事に対してこそ、「攻めの姿勢」が必要だ。
逃げ回らず、自ら、能動的に、先制的に
そのものに立ち向かうのだ。
だから・・・・
月末、月初の多忙をこなして、4日ぶりに原稿に向かう。
並みの忙しさでなかったので、疲れが溜まっていたことと
仕事の内容を切り替える時には、なかなかギアチェンジが出来ないものだ。
午前は、しばし呆然としつつ、月末月初の間に出来なかった
例の著作権侵害事件について、やっと検討する。
「出版会社の決済があるから月末までに返事を・・・」と言われていたが
こちらはそんな余裕のない期間だったから放置してあったのだ。
第一、失礼ではないか!
土曜の昨夜は、23時まで原稿に没頭した。前半の山場に差し掛かっていた。
前人未到の部分に切り込む興奮は、半年振りであった。
前回は「信託」であった。
今回は「時価」である。これもまた・・・
既にある先人の知恵を、構成し、組み立て、新しい知恵を生み出すのだ。
私にしかできない付加価値の付け方をもって世に送る。
それがオリジナリティとなる。
昨夜迎えた前半の山場は、今日、日曜に一日掛けて踏み越えた。
この高い峰を目指したのは・・・いつだったか?
著作権侵害事件の加害者側弁護士に、
条件の進展の見込みがあるならば、明日会っても良い旨のメールを送る。
次の項に筆を進める前に、昨日書きあげた原稿を、読み直していると
不足が見つかり、筆を追加する。これに6時間かけると既に15時半だった。
中央経済社の専門雑誌『税務弘報』12月号が発売された。
ここに、拙稿が載っている。内容は会社法改正に伴う
『従業員持株会の設計』に関する設計の留意点を論じたものである。
従業員持株会は利用価値が高い。例えば・・・
午前はWebミーティングで、
東京、大阪、名古屋、岐阜をTV電話のようにネット上で結んでの経営計画の会議である。
1時間半の会議をしながら、
溜まった郵便物の整理などの内職や、請求書の打ち合わせも、本物の会議以上に出来るのが、
Webミーティングの良いところでもあり、悪いところでもある。
特に今回からはバージョンアップして、音声ミュートと同じように、
カメラも、一時的に消すことが出来るので「大あくび」が出来るのだ。
11時に終えてすぐさま上京する。
東京駅に到着して、ホームから著作権侵害事件の弁護士に、
面談の打ち合わせするも、すでに予定があって、明日も駄目だという。
あるきっかけで・・・・それこそ、天の悪戯で、和解に応じる旨のメールを送った。
そして、先月打ち合わせた最終合意文を確認したいので送ってくれるよう依頼した。
「これで面談に応じなければアホだ。」と思う内容だ・・・
午前中はホテルで待つことを弁護士に伝えていた。
昨夜11時の様子では、修正した合意文が今日間に合うとは思えなくなっていた。
待つ間に、先日の相続税調査のお客様の相談に乗るも、20階で電波が不安定で
固定から掛けると、今度は混線・・・さらには、珈琲メーカーのカセットホルダーに
先客の使用済みの珈琲カセットが残っていて取り出せない。客室係りにコールする。
ペニンシュラとあろうものが・・・意外な弱点だ。
午前は執筆に当たるも、まんじりともせずである。その中でも小さな発見があり
チェックアウト後の山手線の中でアイデアが結実した。
ということは・・・弁護士からの連絡は・・・
名古屋大学のゼミで知り合ったS弁護士から電話があって
「アマゾンで著書買ったよ」とお話しあり、
「信託まで書いてあるのは良い」とお褒めの言葉を頂戴したりして
弁護士会の部会で紹介して頂けたとのことで感謝の言葉をお伝えした。
そして、講演依頼の打診があり「講演料はおいくら?」と聞かれた。
そこで・・・「講演料については、HPに書いてあるので」と
お伝えすることができた。
変な話だが、ビーフラットにHPを作って貰って、
今のところ、これが一番役立ったかな?
言い難いことを、さらっと書いてあるので助かるのである。
これまでは、事前にお話も無い間に「まあまあ・・・」で済んで、
講演"後”にサインして、腰を抜かさんばかりの
3万円の講演料を頂いて驚いたことがあったりした。
かと言って、あまり料金に拘るのは苦手である。
その点、定価表みたいに載せておいてあると正直楽である。
著作権の方は、今日、新たな提案が弁護士から届いたが、即断即決で断る。
何と、今後、この事件のことは一切、語らないで欲しいというのである!
こんなことをしていたら、教授も再びお怒りになるかもしれないし
とうとう裁判に突入してしまうかもしれない・・・・
決算打ち合わせを某社社長とする。若干のマイナスをどう考え、どう対処するか?
その考え方が、大切である。社長自身が、理解できるように、差し上げねばならない。
粉飾してしまい、自社の経営内容が、分からなくなっては元も子もない。
粉飾して、1年も経つと、どう触ったかも忘れ、決算書の数字だけが事実として残る。
すると、その見た目のプラスだけで、判断して、危機感が希薄化する。
それが、怖い。誤魔化した積もりが自分も誤魔化されることになるのだ。
そこに影響のない部分で、適正な範囲で工夫する余地を探すことも・・・
僅かのことなら可能だ。その僅かのことで、銀行借入が出来たり出来なかったりする。
この会社は、上場会社との取引もあるので、
帝国データバンクなどに決算書を出さねばならない可能性もあるし・・・・と検討する。
本日締め切りのビーフラットニュースの原稿を書く。
11月2日に、粗構想を立てたので今日は、そのデッサンに従って
具体的に書き込む。今回のテーマは・・・
土曜日の朝はゆっくり始まり、昼は、浜田教授の還暦記念パーティに参加した。
記念論文集は、昨夜ジュンク堂で、その背表紙だけを見ていた。
信山社からの出版だから・・・・当然(?)べらぼうに高い。
現役の学者らが師匠の還暦に向けての祝いとして贈るものである。
だから、当然、即申し込みする。
パーティは、「余り派手に行いたくない」との浜田教授のご意向で
ゼミの同窓会として開催され、名古屋駅JRのマリオットホテルに
歴代の浜田ゼミの教え子達100名を超えて集まった。
当然、私の修士論文の指導教授の中東先生は、
一番弟子だから、発起人というか、今回の世話人である。
私も数年籍を置いたので、いくらかの旧知の方々と久しく歓談した。
凄い人数なので現役ゼミに近い私共は、浜田先生にも中東先生にも
数日前にお会いしているので、今日のお話の機会は
諸先輩方に譲っておとなしくしていた。
2時間の和気藹々の会が1時にお開きとなり、出口で浜田教授夫妻のお見送りを受け
記念品を頂いた。結婚式で頂くようなカットケーキ・・・かと思いきや驚いた。
日曜の今日は、青年税理士会の「秋季シンポジウム」に参加する。
京王プラザホテルで午後から半日で、我が、岐阜青年税理士会も発表した。
岐阜からは総勢20名余りが参加したのだ。
青年税理士会では、私は既に準会員(40歳までが正会員)なので
「ご意見番」として、これまで2回のリハーサルで意見具申を行ってきて
今日は、いよいよ本番なのである。頑張れ!!と
半ば祈るような気持ちで、発表を見守った。
統一テーマ『会社法と税務』の中、岐阜青税は「種類株式を使った事業承継」策を発表した。
出来映え(採点結果)は・・・・
執筆原稿に大きな進展があった。
偶然から、新たな理論展開が可能な切り口を発見できたのだ。
一昨日の慶應の伊東教授の講演での区分からすれば、これは
「ひらめき型の問題解決」で「着実型の問題解決」と対をなすものである。
ひらめいた切り口は、
実務上難解で、10月8日の日経新聞でも取り上げられもした
非公開会社(つまり普通の中小企業)の株式の「時価」の問題だ。
中小企業の株式は、「取引相場の無い株式」であるからこそ、
相続などで評価する際には、無理矢理にも「時価」を求めないと課税できない。
そこで、この株式は、通常、「同族関係者」などが取得する際に適用される「原則的評価額」と
全くの「第三者」が取得する場合に適用される「特例的評価額」とに区別して評価する。
殆どの場合で、前者は高い値段となり、後者はそれに比べ、数倍~数十倍安い値段となる。
これらは、「相続」の場合の評価なのだが、「相続」ではなく、生きている間の「譲渡」では
どちらの価額が適用されるかで税務上では、天と地ほどの税額が変わるから大変なのだ。
しかし、法令のどこにも、その「時価」は幾らかは明記されていない。
そこで、中央経済社から、その辺りについて原稿を依頼されているのだが、
熟考すること数ヶ月を経て、つまり、「着実型問題解決」で取り組んで
思考が熟してきたのだろう、数週間の間に数度に亘り、変更を加えて、本日、とうとう・・・
午後から半日、八重洲口近くで「信託税制」の講演を聴く。
既に、著書を買い込み、「これなら・・・」と出掛けた。
84年ぶりに改正された「信託法」は、我々の業界では馴染みの薄い存在である。
しかし、数年前から「これからは信託だよ」との話を浜田教授から聞いていた。
そこで、民法学者の誰かを押し立ててと・・・企画を持ちかけると、意外にも
教授は、民法から税法を研究するのは容易ではない。
むしろ、税法から、民法・信託法を研究する方が容易と言ってくれた。
つまり「貴方方こそ、出番よ!」と言われたのである。これが数年前だったかの話だった。
聞いた折には、今更、信託の勉強までもするのは・・・と乗り気でもなかった。
ところが、どこで、どんな風を起こすか分からないものである。
今年、2月には脱稿しているはずの原稿が、その頃、多忙な実務に押されて遅れに遅れていた。
今から、書くには、何か目新しいものが必要だ・・・そう考えて
「事業承継」の原稿にぶつけたのが、
今回の『中小企業の事業承継 種類株式・M&A・信託の活用』だった。
何しろ、まだ世に出ていないものを論じるのは大変だった。
お陰で今年の税務繁忙期には、職員に大きな負担を掛けながらの執筆となった。
あの時、篭もりきって体重が81.8kgに達した。
熟慮の結果、事業承継にはこれまで3つの方法があるという定説を覆し、
「事業承継、第四の手法」としての「信託」の位置づけを見出した。
この甲斐があって、事業承継の本で、信託を取り入れた本として
最先端を走ることとなり、それが「目利き」の目に留まり声が掛った。それが・・・
東大の神田教授の会社法講演会を、ヒルトンホテルで聞く。
会場には300人程が集まっていた。
演題は『日本の会社法制の現状と課題』で、期待以上の内容だった。
株式会社という矛盾だらけの法形態が、勝ち残っている現実を踏まえて
それをどう使いこなすか・・・を大きな潮流の中で学べた2時間半だった。
中でも、短時間ではあったが、「会社法」と「金融商品取引法」との調整の話は良かった。
両者の「連続」部分と「不連続」部分、さらには、そのいずれか「不明」な部分・・・
現在、上場を目指すお客様に対しての指導に資する内容をコンパクトに得られた。
最後は、「法の不足」を補う必要があるとのメッセージを残された神田教授であった。
神田教授といえば、新書の「会社法」がベストセラーになった著名な学者で
会社法に経済法の要素を多く取り入れたと噂も高い方である。
初心者には難しい話であるが、最近あった、シティとコーディアルとの事例を交えながら、
(私には日経記事の間違いを指摘されたと、聞こえたが・・・)三角株式交換におよび
これに、三角合併の国内と海外とのクロスボーダーとの違いなど整理できた。
浜田教授の還暦記念論文集が『検証会社法』というように、
会社法が施行されて、当初はそれを理解することに専念していたが
最近はそれを見直す機運が広がっている。
私も自書の中で、相続人への株式売渡請求について会社法の欠陥を、共著者と共に指摘し
その欠陥に陥らないために、現状ではどうすれば良いかについて次善の策を論じている。
夜、別の研修までの間に、書店を4店回って、今日も・・・
「税経通信」12月号は冒頭から『自社株買いブームの対応策』と銘打って特集である。
これから増加してくるであろう自社株の買取は、現に最近でも発生した。
その特集の内、一つの記事が執筆中の原稿に直結する内容で、
お陰で2ページ原稿を増やした。その内容は
中小企業の株式を、買取る場合の「裁判所による価格決定」である。
これも、昨年から今年に掛けてよく相談を受けるテーマである。
東京の専門家向けセミナー会社から、ようやく12月講演内容の案内が届いた。次のメールだ・・・
午前に判例検討をした後、新宿プリンスをアウトしてから
後藤弁護士主催の「組織再編研究会」に参加する。
虎ノ門の会場は初めてである。
先々月に信託税制の通達の勉強をしたが、先月はMGのため参加できなかったので、
今月は楽しみだった・・・
第一部は日銀理事、信託協会副会長を経て、現在、預金保険機構理事長の講演。
お話は上手ではなかったが、勉強できる点が数点あった。
第二部は、信託税制の条文解説で、阿部先生と参加者との掛け合いが素晴らしかった。
相続税は、アメリカでも廃止される。日本でも一部にそうした論議が広がっている。
また、後藤弁護士は「遺留分」は憲法違反の判決が出るかも・・・と言う。
違憲判決とは最高裁ということか・・・
東京駅に先般出来たグランスタでお土産の稲荷寿司を買って
手荷物預かり所で、スーツケースら2つを受け取る・・・これが重い!・・・
ちなみに、帰宅して量ってみると驚いた!・・・・
11日の日曜に、ホテルでマッサージを受けながら、見ていた『ヤクザマネー』。
気持ち良くて寝てしまっていたので、土曜の今朝、1週間ぶりに見直して驚いた。
上場を目指すお客様の、あの会社にも・・・この会社にも関係しそうな内容なのである。
暴対法の施行で、「みかじめ料」などの用心棒代を取れなくなった暴力団は
舎弟企業を作った。しかし、暴対法の拡大でそれも締め出された。
そこで、「共生者」と言われる証券知識を有する一般人を、
本人も知らない内に巻き込み、資金を増殖させている。
金融の逼迫の中、それらの資金を求めるベンチャー企業が
ヤクザマネーと知りつつも、背に腹は代えられず融資を依頼する・・・
現に、その会社と同業の某上場企業はそれが原因で
事実上乗っ取られ、不明な資金流失があって、倒産していた。
これらの内容は、最初は興味範囲で溜まった書類を決裁などしながら見ていたが、
仕事に直結する内容であると、正面向いて鑑賞した。
土曜にも関わらず、1件の訪問後、妻と愛知厚生年金会館へ
「千手観音」のコンサートを鑑賞に行く・・・
日曜日だ。明日のゼミのサブレポート資料の作成する。
メインレポーターの名大生のテーマ「株式会社以外の企業形態の利用」をサポートするのだ。
従来は起業するとなると、「個人か会社か?」「会社なら有限か株式か?」と単純だった。
しかし、現在では、大きく様変わりした。
まず「個人か会社か?」もこう変わった・・・・
「LLP」、「NPO」、「信託」などが加わった。目下、急拡大で注目されているのが「信託」である。
この他に、以前から「組合」もあったが、余り使われていない。
「組合」といえば「企業組合」もある。
しかし経済の裏で活躍(あるいは暗躍?例えばライブドア事件)するものとしてよく使われるのが
匿名組合、LPS(投資事業有限責任組合)である。
次に「会社なら有限か株式か?」もこう変わった。
ご承知のように「有限」は「株式」に統合されて・・・
「LLC(合同会社)」、「SPC(特定目的会社)」、「投資法人」などである。
その他にも従来から存在はしているが、合名、合資、そして相互会社。
さらに公益法人がある。
これは中間法人、病院、学校、寺社のそれを含めて、平成20年までに大改革される。
これらの内、会社法に規定があるのは株式、合名、合資、LLCだけである。
これらの、「企業形態=事業体」を現在では、こういう言葉で表している・・・
朝から、1日に5件の訪問や来客をして、昼食も夕食も摂る暇がなく、
先ほど夜中の11時にやっと食した。
いさいさか、疲れました。
さて、特筆すべきは・・・と言っても、皆感慨深いのだが・・・・
お客様のことは守秘義務の観点から、殆ど書けないので・・・チョイスすると・・・
(ここに、本当はエッセンスがあるのですが・・・お口にチャック!)
昨夜は午前3時半の就寝だったので、完全に寝不足で、電車は座った。
しかし寝ようとしても寝られず先方に到着した。
監査法人の方と同じ日の訪問となったが、担当者は、「会計と税務の乖離」に悩んでいた。
まったく、実務はどんどん煩雑になり、利益の生まない事務負担が企業を圧迫している。
ここ数年、とみに「税務と会計の乖離」は著しくなっている。
一部は歩み寄りが見られるが、残念ながら、多くの乖離が残っている。
しかも、「会計」の中でも「会社法会計」と「金融商品取引法会計」との乖離も甚だしい。
先週の上京の折に、東大の神田教授の講演を聞いた時も、その話が出た。
両者が一致しているものもあるが、どうしても一致しない部分もあるし、
さらには、一致しているのかしないのか分からないという部分まである。
訪問等を終えて、久しぶりに名古屋の書店巡りをして、自書の在庫状況をチェックする。
ジュンク堂に続き、JR高島屋11階の三省堂書店を見て回ると・・・
1日、10時から17時まで、小池先生の「遺産分割を巡る相続法と相続税務の実務」を学ぶ。
この内、「来年度税制改正の見通し」に特化した講演については、
一昨日に社員に上京して夜9時まで受けてもらった。
昼休みに、税理士会の協同組合で、8冊を購入する。
手元不如意により、付けにしたが・・・3~5万円になるかな?
高さ30cmほどになるので、当然郵送して貰う。そして・・・
またも、眼前で、他の税理士が自書をお買い上げ戴く瞬間に巡り合わせ、感激!
研修は、「限定承認」については、疑問を払拭でき大いに収穫があった。
「限定承認」は、亡くなった方の借金が相続する財産より多いかどうか分からない場合に
相続した財産の範囲で、借金も引継ぎ、弁済し、
それで弁済できなかった部分は負担しませんよ・・・というものである。
これをしない、いわゆる「単純相続」の場合には・・・
相続した財産よりも、借金が多いと、自分の財産をもって弁済しなけらばならないのだ。
しかし、「限定承認」は、実務では殆ど使われていない。
何故かというと、特に税務面において「面倒」とか「譲渡税が別にかかるから・・・」と言われ、
3ヶ月の期間の間にしなければならないので、適用しない場合が多いこともあって
ついつい、研究もなおざりになっていた。
しかし本日勉強して、「利用価値があるなぁ」と理解した。少々高度だがまとめてみると・・・
朝一に「経営計画」の相談に応ずる。
当事務所では、インターネットを使って経営計画を毎月フォローすることまで可能だ。しかし・・・
受託するのは簡単だが、通常の財務会計がやっとの会社に
全社的な経営計画を導入するのは容易ではない。
「経営計画さえ導入すれば・・・」と考えるのは早計で、もしそうなら社長は不要だ。
建設業で言えば、工事台帳もリアルタイムで出来ていなければ
銀行向けの「経営計画書」は出来ても、
「絵に描いた餅」となり、翌日からの経営の道具となりえない。
従って、仕事だから受けたいものの、今日の社長にはその体制が出来るまで、
受託は見合わせることをお伝えして、徐々にレベルアップすることにする。
そうでないと、お客様に効果の無い、無用な支出を強いることになるからだ。
お話が長引き、そのテーブルで新幹線の予約を数本遅らせて、
上京しての研修は遅刻して参加することとなった。今回の内容は・・・
3連休の初日、夫婦で明治村に紅葉狩りに出掛けた。日本晴れの快晴の中、ドライブも兼ねる。
丁度良い、賑わい具合で、30~40年ぶりの明治村である。
紅葉は満開を少し過ぎていたが、十分に堪能。
往路の途中で、ケーズ電気の日替わり特価品の湯沸しポットを買う。良い買い物が出来た。
修士論文の指導教授であった中東教授から、私の現在の執筆テーマ関連するメールを得た。
それは・・・
今日は土曜日だから、先週の金曜に執筆してから、仕事に追われ・・・
筆を取れずに、8日ぶりに原稿執筆に戻ることになる。
実務をしなければ、食べていけないのが実務家の辛いところである。
そして、その実務経験を活かして、原稿に上げる。
それによって、理論との整合性を高めたり反省をする。これもまた辛い部分である。
傷口を抉り出して消毒液をぶっかけるような作業で、痛みが染みるのである。
しかしそれが、経験をより高度に昇華できる、実務家の最も優れた部分になる所である。
残念ながら、到底そんな高みに、自分は存し得ないが、目指す境地であることに違いない。
暫く、執筆から遠ざかっていると、再びの着手は容易ではない。
私が常々「慣性の法則」と言っている物理法則が、心理面でも働くのである。
つくづく、心も、この物理世界の中に存することを意識せざるを得ない苦悩である。
そこで、重い心をローギアで動かして行く方法は・・・・
日曜の朝一に、教授から「暴走するファンド」のpdfを送って頂き、
これに通ずる「ヤクザマネー」の話などを返信に沿えた。
教授は、カネボウ事件で、株価算定の鑑定人を勤められている。
弟子の末席を汚す1人として、何か誇らしげである。
今日は、昼食はいらないからと妻に宣言して、執筆に専念する。
判例の検討など、長時間を要するものは、途中で思考の中断は好ましくないからだ。
ホテルでは、これが自由気ままだが、自宅では中々出来ない。
昨日は、昼食で、珍しく家族全員が揃ったりするし、得難い団欒であることも後ろ髪を引かれる。
しかし、3連休で余り進展しない執筆に悔いを残さないためにも、
仕事と家庭のバランスを、少し、仕事にシフトする決断をした訳である。
妻も、私が断食道場に行ってからから、食事を抜くことへの抵抗感が少なくなった様子である。
8時起床で、早くも11時となってしまっていた。
判例関連の資料を整理していたら・・・
朝8時10分のN700系に乗り、日本税務研究センター図書館の開館10時から資料収集。
ここは、日本税理士会連合会の2階にある「税務・会計の専門図書館」である。
前回は、コピー代だけで1万円を越えた500枚余りを、閉館時間過ぎまで粘って・・・
重要資料を偶然にも発見できた。
修士論文のアイデアのきっかけとなった、札幌地裁判決を発見したのも、ここだった。
今朝も、朝一の10時から、他の実務家や研究者が10人近く訪れていた。
今回、私は、執筆中の「非公開株式の時価」に関するものと「信託」関連を集めた。
午前中だけで、3,260円のコピー代となった。
午後から、平川先生の連続講演の第3回で、これまた執筆中のテーマにピッタリのテーマである。
最前列で、かぶりつき4時間である。
丁度、本日政府税調の答申が福田首相に手渡され
自民党税調の税制改正大綱が12月の・・・・
昨日届いた、弁護士からの回答に、“ああ言えば、こう言う”を感じて
事態の進展しない様子に、いささか呆れた。
恐らくは、依頼主からの自己防衛の心理がそうさせるのであろう。
とりあえず、教授や先輩にメールを転送しておく。
色々対策を検討したが、時間を取られる無益を無駄と考え、午前中、心新たに原稿に向かう。
昨日得た情報の咀嚼と、解釈に没頭する。
午後は、「高度税務研究会」で、日本大学の平野嘉秋教授の講演を聴く。
演題は「新信託法により多様化する財産管理手法と法務・税務」である。
平野教授には、今年、名古屋で開かれた、公開研究討論会で
LLPの課税についての講評をして頂き、ユーモアも交えて話された様子が印象深い。
内容は、信託以前の投資法人や特定目的会社などの話は、役に立ったが・・・
8時20分に出発して、お客様訪問の三重の駅で落し物を拾った。
未使用の各種プリペイドカードが10枚ほどだ。
トランプを投げたように落ちていたので、恐らく、財布からザアっと零れ落ちたのだろう。
さっそく改札に届けるが、同じ駅で岐路に、マツキヨで昼食を買う際に、
またも落とし物を、今度はカード1枚で、レジ前だったので、店員に渡す。
これだけ拾い物をしたから、良い事が有るかも知れない・・・
ところが・・・、まあ、結果的には大変な日になるのである。
さて、昼食の時間もなく、先のマツキヨで買った野菜ジュースとソイジョイ2本を、
駅の待合室で食し、すぐさま、ホームの人気のない所へ出て、そこから税務署に電話する。
この後の、スケジュールと税務署の営業時間(正確には執務時間か?)からすると
11時45分の今、ここで掛けないと、まさか電車の中からと言うわけにもいけない。
昨日、深夜の来客から事情聴取した内容を抗弁するためである。
11時53分に乗車し、バトンタッチのようにJRに乗り換え、帰社すると・・・
1時の来客が2分前に到着していらっしゃった。
1時から5時まで、みっちり経営計画の勉強の個人指導をする。私、独特の方法である。
5時から、今度は、車で2時間の訪問先。
車の中で、先日の社員が東京で仕入れてきた情報を聞く。
しかし無性に眠気が襲ってきた。しかし、ラッシュで、予定より遅れていているので、
我慢して走る。結局、25分ほど遅れてしまった。
夜9時に終えて、帰宅しようとすると、車が故障!!マフラーの加熱警告灯が点灯したのだ。
3時半就寝で寝不足だったので、
JRで珍しく座って睡眠を取ろうとしたが・・・寝れなかった。やむなく新聞を読む。
10時からの「事業承継」の相談に訪問したお客様で、特殊な後継者問題に頭を悩ませた。
岐路の電車の中でもずっと考えていた。最悪の場合も含めて考えねばならない。
1時から、毎月みえる経営計画のお客様が、お忘れになったのか・・・みえなかった。
それなら・・・と、昨夜故障した車を、修理に持ち込む。
4気筒エンジンの1つが止まって、3気筒となっているとのことで、点検に出す。
「幾らかかるだろう?」心配だ。
12月の予定と「来年の年間休日予定表」を、皆に配って、鬼の笑うような打ち合わせをする。
著作権侵害事件。先方の弁護士から「ああ言えば、こう言う」の返信が届いたのが・・・
今週、26日の月曜で、連日の上京中のこともあって、
呆れて返信する気になれず暫く放置しておいた。
27日から連日の深夜までの仕事で、昨夜は、今月3回目となる飲酒でホッと一息。
この間に、頂いた教授からのアドバイスや、本日午前に先輩からメールを頂いた。
先輩に状況報告のメールと今後の予定などを返信し、いよいよ、反論文を書くことにした。
実務と執筆の間に、ぽつんぽつんと考え、反論を推敲していたがこの構想をまとめのだ。
しかし、書き始めて、新たにアイデアが浮かんだ。これを機軸に・・・
長文の反論と「証」を付けて、「えい!一通(球)入魂!」と思って送信!
午前にホンダから見積が届いた・・・・それによると・・・