朝8時10分のN700系に乗り、日本税務研究センター図書館の開館10時から資料収集。
ここは、日本税理士会連合会の2階にある「税務・会計の専門図書館」である。
前回は、コピー代だけで1万円を越えた500枚余りを、閉館時間過ぎまで粘って・・・
重要資料を偶然にも発見できた。
修士論文のアイデアのきっかけとなった、札幌地裁判決を発見したのも、ここだった。
今朝も、朝一の10時から、他の実務家や研究者が10人近く訪れていた。
今回、私は、執筆中の「非公開株式の時価」に関するものと「信託」関連を集めた。
午前中だけで、3,260円のコピー代となった。
午後から、平川先生の連続講演の第3回で、これまた執筆中のテーマにピッタリのテーマである。
最前列で、かぶりつき4時間である。
丁度、本日政府税調の答申が福田首相に手渡され
自民党税調の税制改正大綱が12月の・・・・
13日に公表されることが改めて話された。
また、「非公開株式の時価」にあっては、私は7月からウンウンと唸って研究しているので
平川先生の難しい話が、すいすいと頭に入ってきた。
これまでなら、恐らく煙に巻かれていたであろう。
今回の資料も322ページに亘る膨大なもので、これを超特急で解説された。
“分かる人には分かる”価値ある情報であった。
これについては、10月8日の日経新聞の特集でも日経の小林記者も
当局の5人の担当官に取材した結果、5人ともバラバラの返答をして、答えを出せずであった。
それについて、原稿を書いているのだから、否応なしに最先端の事項となる。
さらに、私の執筆テーマについては、
偶然にも(・・・実務の最先端で問題になっているので、ある意味では当然であるが・・・)
東京税理士会が、6部門に分かれて、毎月研究会を行っているものの年次発表が10月にあり
その資料というのが、結果的に私の原稿によく似ていた。
ただし、分かり易さの点では、自信がある。しかし、新たな気付きも得ることができた。
「営業権」の評価については、昨今、実務上問題となっているが、
これについても、執筆原稿の上では目処がつく情報を得ることが出来た。
これも7月に軽井沢ゼミで、同様の情報を得たときには理解し得ない内容であったが
こちらの研究が進むことによって、すんなりと頭に整理されて入ってきた。
近年、法人税が、「法人資産税」の様相を呈してきている。
これは組織再編・M&Aがらみの会社法改正に伴って、
難解な資産税の色彩を避けれなくなっているからなのだ。
池袋で書店在庫チェックして、東京ミッドタウンに初めて向かう。
移動中は、研修で得た情報を、解読するように読み込んだ。
前回、六本木ヒルズでM&Aの研修を受けた時は、ミッドタウンは基礎工事をしていた頃だった。
つくづく、時の移り行く早さを感じるのが東京だ。