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大学の後輩に対して講演

午前4時過ぎに起床したのは久しぶりだった。
未明の時は神聖な香りがする。珈琲も格別美味い気がする。
一昨日までの2日間の大掃除で、すっかり綺麗になった書斎を維持するために・・・
昨夜も励行した、『出した物は元通りに戻す』という、
愚直な繰り返しを癖付けする行動を守る。
 
 
朝刊トップは、予告通り、自民税調大綱の大筋。民主も中旬に大綱を出す"対抗”策だ。
導入決定との呼び声高い、事業後継者の取得する株式の“8割評価減”の
『事業承継税制』は、しかしどうなるか?

例年は12月中旬の自民税調大綱で事実上の“決定”となるが、民主の動きが問題だ。
仮に、民主税制大綱に、同様の案が出たらどうなるか?
両者同じなら通るかと言えば、そうとも言えないのが、政治である。

大綱合戦で、次期通常国会に縺れ込むとなると、3月末まで紛糾は避けられない。
しかし、2~3年のスパンでは、決まっていくだろう。

この場合、再来年の税制改正までの大改革も織り込まねばならない。
それには、「相続税の基礎控除切り下げ」と
「民法の特別法」として規定する"遺留分”改定だ。

もう一つのしかしとして、来年1年としては・・・が重要だ。
これによって執筆原稿も変わるからだ。
とすれば、通過を見越して原稿を用意するより仕方がない。
導入時の効果の見込みを推し量るのである。まず、これまでの節税は大きく変わる。
 
これらについて、東京で講演しなければならないから・・・これは大変な話だ。
 
 
午後から大学の後輩への「卒業生講演会」で講演と懇親会。
講演内容は、実は“経営者向け”と、余り変わらない。
何故なら、社会人・学生も経営者も、自分のことなのに、一所懸命しなからだ。
つまり・・・


 
学生なら勉強をして、良い成績を取れば、自分も気持ちが良いし、
就職にも有利だろうに、勉強しない。
経営者も、勉強や研究をして、良い企業にし、良い成績(決算書)を出せば
自分も気持ちが良いし、ライバル会社以外の全てから賞賛を得ることが出来る。
しかし、ほとんどの経営者は、それを、諦め、しないでいる。

共に、まず自分が頑張れば良いのにやらないのである。
何故か?勉強や研究は"辛い”からである。
では、どうすれば辛さを乗り越えられるか?

・・・それが、講演内容である。
まあ、今日は社会人・学生向けだから、卒業のコツとしてお話する訳だ。
これが、経営者向けなら、決算書眺めることは重要だけれど・・・
それより遥かに重要なのは、売れる商品を作ること、つまり勉強・研究開発で
それをどう実践していくかという話に代わるだけである。
 

2時から4時半まで、名古屋市女性会館で講演したが、
望外にも書籍が売れて、急遽「サイン会」になって嬉し恥ずかしい思いだった。

5時から懇親会、二次会で、さらに質問などが続き熱心さが伝わってきた。
 
 
宿泊先で、0時から、『生物と無生物のあいだ』の作者のインタビューを聞く。
その結果、現在そして過去の私の執筆のスタンスと酷似していて、勇気付けられた。
しかし、「“学校の教科書”は何故面白くないのか?」について
「結果だけで、そこに至った必要性や試行錯誤の物語が抜けているから面白くない。」
とされて、大きな気付きを得た。

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2007年12月09日 05:17に投稿されたエントリーのページです。

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