祝杯は二日酔い直前だった。いつもの朝を迎えて、日記などまとめてからの予定を変更し、
「攻め」スタイルで、先に出発する。今日は昼から講演である。
一旦、チェックアウトするかのように1週間の缶詰の最後に1日外出する。
駅まで5分は難しいかと思ったが、やはり無理だった。15分後の電車に乗る。
電車の中で原稿の推敲を続けると、昨夜考えた“論理のほころび”を発見した。
一瞬がっかりした。しかし、間違いに気付けた喜びと真理に迫っていく嬉しさが勝ってきた。
“進むのが進歩ではない”しかし現に締め切りが迫る。
この狭間での中間発表・・・仮説発表が論文であり出版である。
講演準備や、郵便物整理をすると、勤務する大学院から、採用のための書類が届いていた。
その中には「風疹などにかかったか?接種はしているか?」の質問表が入っていた。
おたふく風邪は小学生の頃に罹患した記憶があるが、他は記憶がない。
親なら知っているだろうが、既に両親はこの世にいない・・・私の事を知る人がいない寂しさ。
資料を郵送するついでに、書き上げた原稿も新しい部分だけ印刷して同封してあげた。
そうこうしていると、ほとんど時間はなくなった。昼食は食べずに職員と出発する。
岐阜信用金庫には両替機があるからとの妻の情報に従って、行ってみた。
両替機の操作は初めてだったので、初めてATMを操作した昔のようにどぎまぎした。
驚いたことに50枚以上の両替は料金がかかることを、これまた初めて知った。
長良川国際会議場、4階の大ホールは、税理士会の支部例会で馴染みのある会場だ。
1時半からの講演である。
講演前に司会者がBGMを会場の事務局に止めてくれるように、依頼していたを見た。
実は私が流していたので、ジェスチャーで「私が・・・」と伝えたが伝わらず
「今すぐ止めてくれるよう、すぐ来てくれ!」と内線電話していて恐縮してしまった。
さて、今回は、4ヶ月前の続きで、税制改正と、経営承継円滑化法案を盛り込んだ上での
「事業承継」を90分お話しした。嬉しかったのは4ヶ月前より参加者が増えたことだった。
評判が伝わって行く嬉しさである。
講演後に事務局に参加者数を伺ったら、100名程度と言われたが、「おや?」と思った。
前回が113人だったかと記憶していて、今回はそれより相当増えたので
130人位かと踏んでいたのである。まあいいや。
書籍の販売は、前回と同じメンバーがほとんどという中にあっては健闘した販売だった。
予想通りといったところか・・・職員に話を聞いてもらうことが出来たのが良かった。
今回の反省は、アイコンタクトであった。1週間缶詰になっていた後遺症みたいなもので
後半には、修正が効き、聴衆とのコミュニケーションが出来てきた。
講演後に3人ほどの質問者がみえて、好評だった証を得ることが出来たし
丁度、原稿執筆で纏め上げた部分の難解なテーマの質問にも簡単に答えられて自信をえた。
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帰るとコンサートチケットが届いた。S席2枚なので勿体無いので何とか妻と行く予定だった。
しかしこの調子では鑑賞に行けない可能性が高まっている。
でも代金のお支払いはしないといけないので、手紙を書いて「現金書留」を準備して
郵便局に走る。
先日の職員の試験は合格通知が届いていた。
その他、5時半まで、書類決済などと追加資料を集め、出発する。懐メロを聞きながらだ。
「つぐない」と「シルエットロマンス」そして「ダンシングオールナイト」・・・
泣く様な格好良いリードギターに久しぶりに痺れる。
一泊3000円あまりの駐車場を450円のサービスを受けることができた。
部屋に戻るると、ドンドン染み出すように疲れが出てきて、葛根湯を飲んで
マッサージを10時25分から1時間受ける。よく喋るおばさんだった。
いろいろ、やろうとするも疲れが先に出てきて、眠気にウトウトしてしまう。
迷惑メールの罰金が30倍になったという。削除する国民全体の経済損失が7000億円という。
今夜から、これまで一端開封済みにして削除ファイルに移していたのを
いきなり未開封で削除ファイルに移すことにした。
深夜3時にやっと出版社2社にメールを送り寝た。