土曜。4時間半の就寝で8時過ぎに起床し朝ドラを見てから朝食。
娘は部活。兄弟はまだ寝ているので、妻は私の為だけに目玉焼きを準備してくれた。
ゼミの学生から論文が届き、チェックをして、注記のマナーなどを含め20箇所程度の赤入れ。
9時半前後に新聞と日記をチェックする。「感情労働＝お客様第一主義」に死角はないか？
ふと考えるも新聞を読みきらずに置く。
10時前から原稿に向かい、昼食20分と夕食半時を挟む。
途中、『日本の話芸』で講談師神田松鯉氏の『赤穂義士伝 神埼詫び証文』を涙で聞く。
講談師は講演の手本である。特にこの人の忠臣蔵は好きだ。
夕食後は近くのコンビニでナッツと、酒屋で焼酎を購入する。
二つの店に接する交差点では、車と自転車の衝突事故を目撃した。
大事にならなかったが、どうも前後関係は赤信号を無視した自転車が原因のようだが
それにしても、転倒してあれだけ音がしながら、双方が逃げるようにいなくなった。
事故目撃で長い信号を待つことになったので、信号の手間にある酒屋に先に入り、
コンビニでは1,260円する「神の河」が200円安いので先に買おうとするも・・・
店の人が出てこない・・・もう信号が変わるので、レジカウンターに商品を置いたまま出る。
買い物袋持参でコンビニでナッツを買い、再び信号を渡って酒屋に戻るも
まだ、店の人が居ない。先程置いた商品は消えていたから、一度は出てきたようだ。
何だか腹が立ってきて、同じ商品を買うのも癪な気がして、
ワンランク落として「隠し蔵」980円をカウンターに置いて暫し待ち、やっと出てきた店主に
一言もクレームを言わず、買い物袋に入れる。外は雪吹雪に近い降りの中、傘差さず岐路歩く。
9時まで原稿に向かい。9時からは『フルスイング』最終回を涙流しながら・・・
原稿書きながら見る。10時からは『解体新ショー』で、「毛穴」と「空耳」を見る。
今回は後者で、耳が聞いた音を聞いているのでなく、
それに脳が補って作り出した音を、脳は解釈として合成して理解していることを知る。
見終えて入浴する。漱石の『こころ』を浴槽で読み出して9日目となり、
今回読み出したひとつの目標の箇所まで到達した。第27回からの部分である。
ここは上下巻合わせて4分の１程度のところである。そして・・・
この行（くだり）は、読むと仕事に関係する部分なのである。つまり「財産・お金」である。
“先生”は、“私”の父の相続の前に、もらうものをもらっておきなさいと諭すシーンである。
しかし直接的にここを目指して読んではいなかった。
昨年の8月 11日に教育ＴＶで姜尚中氏が「夏目漱石の『こころ』を語る」番組を見た時に
高校3年で初めて読んだ時には、当然気が付かなかった、フレーズが
影絵の画面で表現された。
善人が悪人に変わるのは“金”であることを、"先生”は“私”に諭す。
それはまるで私に直に諭しているようだったから、これを読み直したいと思ったのだ。
原稿続き、日付が変わった頃に、疲れがピークになり、
“もう一人”を登場させるためアルコールを頂き、少し覚醒して、また原稿に。
ゼミの学生に添削してあげたら、また質問が届いたが、苦手な税金分配論の質問で
直ぐには答えられないので、しばらく考えるため置いておく。2時頃就寝。