朝食は、洋食とした。落ち着いた雰囲気で、ドイツのレストランを想像する店だ。
オムレツが異常に塩辛いのでウエイターに「塩加減を間違えている程、塩辛いよ」と言うと・・・
「作り直させて頂きます」と丁寧に応えてくれるも、こちらもそう食べられるものでもない。
というのも最終的に「塩辛い」と言うまでに、自分の舌を疑ったりして何度も食べて、首を捻っているうちに相当食べてしまっているからである。
食後に談話室で新聞を読もうとすると先客がいた。仕方なく、4階に戻ると、部屋の前にも談話コーナーがあり、新聞が設置されていることに気が付き読む。
朝ドラを見てから、11時のチェックアウトまでの時間はまんじりともせず、落ち着かず様々の雑務を行う。
11時に中央経済社訪問する。今日はいつもと違う応接間に通されたので余計に緊張する。
それを察してかいなか、担当者は「まず嬉しいニュースから」と増刷決定の知らせを伝えてくれた。
そこで、早速、誤植など数箇所を直して、増刷に回すこととなった。
考えて見れは、発行後一ヶ月未満での増刷は、異常に早い売れ行きである。
続いて、次回作の企画を受けた。これまた有難いことである。
このテーマについては、共著者の先輩が、渡りを付けてくれた内容で、概要を話し合った。
比較的地味なテーマではあるが、専門家はその活用度が高いこと知っている。
出版社も、馬鹿売れはしないテーマながら、末永く売れていくテーマであると位置付けている。
しかし、そうであっても、なるべく売れる本にするのが筆者の企画力の見せ所でもある。
企画書を書く約束をして、出る。
なお、販売部長などへの挨拶は必要かと問うたが、不要との返事を受けてそれに従った。
社内のこと故に、判らないことは従うしかないだろう。
午後は日本橋でイスラエル問題で青木氏の講演を聞く。非常にためになった。
氏の質問に私だけが答えられたのも自慢かもしれない。
それは一般に資源小国と思われている日本、実は資源大国であることで、その資源とは何?
それはメタンハイドレードである。
2講目は、北関東で著名なK会計の若所長の講演で、こちらも素晴らしかった。
3~4講があったが、主催者の依頼で参加を依頼されたので、用事の合間を縫っての参加のため、3時過ぎの休憩時間で失礼することとなった。
徒歩で東京駅へ向かい、大丸で土産を買う。事前に随分前の上京時に下調べしておいた巻物を購入し、4時ののぞみに乗る。
車内で中央経済社から依頼された企画書を書いて、直ぐに送信した。
内容は修士論文や昨年の『税務弘報』で書いたテーマなので、こなれているので、直ぐに出来た。
18時過ぎに帰宅し妻と話して直ぐにタクシーで研究会に向かう。
今日は、I教授の租税理論で、これを楽しみにして急遽東京から戻ってきたのだ。
終えて、いつもの懇親会では、タクシーで来たので飲んだ。教授からまた含蓄のある言葉を授かった。