7時起床して、この1週間、考え続けに続けた営業メールを、文章にする。
メールを具体的に書くのに1時間余り掛かかって、やっとの思いを振り絞る・・・・
祈るようにして、送信をクリックする・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・返事が怖い。
書き終えたら、そそくさと、部屋中にちらかった数々の物を整理して、当初予定より早く、9時半にチェックアウトする。やがて事務所に到着して、荷物の総入れ替えと妻と打ち合わせ、社員と打ち合わせを、あたふたと処理する。
自分の原稿にも追われてこの様の中、某官庁の調査票(アンケート)で執拗に回収に来るので直接断りの電話を入れた。それでも尚、社員に2度電話が掛かってきていた。社員が適切に対応してくれたが、私が直に出いていたら大喧嘩になったやも知れない。読者からの質問にも答えられず、申し訳ないのに調査票で時間を取られていることはできないのである。
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講演準備に没頭する。だからこそ、帰宅の瞬間に妻に昼食はいらないと伝えておいた。
その通り、食べている時間がない。しかし、いつもの通り、余裕を見て会場に向かう。
その余裕が今日も救ってくれた。
会場に着くと・・・案の定(?)、催し物の掲示板に、主催者の日本生命さんの名前がない!
11階まで上がってフロントで聞くと、そんな客が多いのだろう・・・「日本生命様はニューグランドの方でございます・・・」と笑顔で答えてくれた。
シマッタ!またやってしまった!岐阜人(少なくとも私)にとっては「名鉄グランドホテル」と「名鉄ニューグランドホテル」とは混同されていて、実は同じ駅前でも、駅の正反対なのだ。
言葉と聞いても「名鉄***(ほにゃらら・・・)ホテル」と聞こえると、「あっ、あの駅前の・・・」と思い込んでしまう。何故なら二種類のホテルがあると知っていれば、「どちらの?」と思うのだが、その意識が不慣れでないののだから、「あっ、あの駅前の・・・」と思い込んでしまったのだ。
しかし、良い歩数確保の機会と陽転思考し、ついでにいつもの道と異なる道を通って、新しい風景を眺めつつ、会場に向かう。当然、「おお、ここに、こんなビルがあったのか」と新しい発見につながる。
そんなこんなで、名古屋駅周辺を半周して、会場に到着すると、すでに40分前であった。
当初30人程度の参加者の見込みであったのが倍ほど集まっていると、担当の方と名刺交換をし聞く。既に清文社の拙著は30冊並んでいた。中央経済社の本は私の手元にある在庫を4冊のみ持ち込んで並べさせていただいた。当然、この参加者数なら経験上は不足するだろうと思った。
いつもの担当者の姿が見えないので聞いてみると、親戚のご不幸と聞き、残念に思った。設営に奔走して頂いた方には是非聞いてもらいたかったからである。
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3時間の講演は、話す度に異なる。次から次へと情報が加わるからである。それをどう入れるかや参加者などによって組み替える。この日は、準備したレジュメについて解説が及ばない可能性を最低限にするために、冒頭で資料確認を兼ねて、先にすべての資料を概説する。
しかし配布していない新しい発想を載せた昨日作った創造的原稿はプロジェクターで投影の準備はしたが、結局お話する時間はなく終えた。この原稿のデビューは、今月中旬の福岡・東京になるだろう。
お話したいことは山とある。そのさわりをメドレーのようにお話し、中心部分をしっかり話す・・・・それでも、メドレーのようにお話した部分に触発された興味が残ってか、感想文には、あれをもっと聞きたかった・・・とメッセージを頂いた。
聴衆の中には同じ岐阜北の先生もみえていて挨拶におみえになった。久しぶりにお会いしたN先生は相変わらずの素敵な笑顔の持ち主だ。
懇親会では、乾杯の役まで回ってきて戸惑った。数人の方とお話しする中で、感想を伺い、核心を突く質問をされる先生も見えて、「そうなんです。だから次の本の原稿はそれを依頼されているんです」と分かっていらっしゃる読者がいらっしゃることに確信を得た。
少々飲み過ぎた。持ち込んだ中央経済社の書籍は完売し、不足分は出版社に優待価額でのご案内をいれてあるので各自申し込んで頂くことになっている。清文社の書籍も半分以上が売れたようだった。ただしこちらは出版社直販だ。
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帰りは当然タクシーである。その途中、車と自転車の衝突事故を目撃した。車は逃げなかったことを確認する自分がいた。入浴後、仮眠をして、飲酒日なのに僅かにしか飲んでいないビールですっかりよってしまって勿体無いので、ワインを飲み直ししながら雑務整理して1時半に就寝する。