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年末年始の原稿に戻る+徹夜!

5時間睡眠、7時半起床、『サンモニ』見ながら新聞チェックの後、8時半から全員で朝食。
今日は娘の塾の朝からの正月特訓は休みのようだ。徒歩でポストまで年賀状投函し、戻ってやっと、原稿修正に入る。

この原稿は、年末28日から4日間大晦日までぶっ通して年越し。さらに、元旦から2日間、ぶっ通し22時間の初仕事をかけたものだ。

 
途中恐ろしい睡魔に苛まれつつも何とか続け、11時45分から15分で昼食、早速原稿に戻る。
元旦の印刷トラブルを解消するためのマイクロソフト社からのダウンロードをしてみるが、ダウンロード自体が上手くできない。別のPCでも試すが駄目で諦め。いちいち出てくる、ややこしい解説を読めば成功するわけでもないのである。

そこで取った戦術は、他のファイルがちゃんと印刷されることから、72ページのデータの後半はA4から変換したため、図形データが崩れているので、これがエラーの原因かも知れないと考え、これはエラーにならなくともやらねばならないことだから、これを完全にA5サイズに修正した。しかしまだ印刷不能だった。

そこで、「尺取り」をすることにした。つまり、印刷出来ないファイルの中の、何らかのデータ自体がエラーを引き起こしていると推定し、データのページを半分、また半分と切って行ってエラーのでなくなるところまで迫って行く方法だ。

エラーになる度に立ち上げ直し面倒であるが、ローテクで出来る最後の方法は、この方法しか残っていない。10回ほど分割を繰り返して、特定のページを削除した時にエラーにならないことを発見した!

そうすると、今度は、そのページの中の何処にエラーがあるか?図形データが怪しいのでこのページにある3つの図形をひとつづつ、削除して犯人を探す。すると1つの図形に絞られた。
そこで、この図形の怪しいと思われる、多くは、枠からはみ出た部分を修正するも駄目。仕方なく、それを削除して最初から作り直す。そしてとうとう、エラーを克服した。午後2時を過ぎていた。

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これらの〝犯人探し〟をしている間に、2つの番組を見た。
『こころの時代』では101歳になられた松原泰道氏の「七福論」の対談を聞く。これは幸田露伴の「努力論」から発展させたものだが、良いお話だった。「努力論」は以前に少しだけ学んだことがある。

「惜福」とは、福を使い尽くしてしまわないこと。
「分福」とは、自分の幸福を分かちあうこと。
「植福」とは、幸福の種をまくこと。

続いて、『ようこそ先輩 課外授業スペシャル』で長渕剛が母校の高校で作詞の授業をやるのだが、感動的で、この日、初めて長渕を好きになった。経営論にも通じるコアコンピタンスだ。

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2時40分から、原稿の内、元旦からの打ち合わせの内、修正部分をデータでも修正する。
これも比較的頭を使わない作業に近いのでTVを点けながら作業をする。恐らくニューギニア地震による津波情報のために臨時番組になったのだろう、偶然に、美術史番組を数分見ることが出来た。
それを見るにつけ「情熱の掛け方が作品のクオリティーを上げる」「本気の度合いの大きいものが後世に残る」との言葉が印象的だった。

3時から、先日は少ししか見れなかった『美の壺 江戸の美スペシャル』を見つつ原稿修正。
「壺一、粋は隠しの柄にあり」
「壺二、小物に精緻な表現を見よ」
「壺三、秘められた艶を味わう」
「壺四、美しさに食の真髄」

4時、『日高ワシントンレポート』で年初恒例キッシンジャー博士の「2009年世界はどうなる」だ。
トイレでグッドアイデアを思い付き早速原稿に採用する。5時から全員で夕食。
20分で原稿に戻る。段々、追い詰められてくる。明朝が原稿締め切りだ。

計画を詰め、6時から教育TV『日曜フォーラム』の「金融危機克服に向けて上海からの提言」を聞きつつ原稿入力する。フォーラムでは規制緩和委員長だったオリックスの宮内義彦氏や元日銀の長官や森ビルの経営者ら。竹中平蔵氏が出るので期待したが司会でさばくだけなので面白くなかった。
それもあって、原稿に集中していたので耳には殆ど入らなかった。

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新年度の大河『天地人』が始まったが、片目で見る程度で、何を見ていたのか良く分らない。
9時40分から入浴し、出ると居間で、次男を除いて子供達が『ソロモン流』を見ていた。次男は言わずとしれた自作PC作成か何かだし、妻は明日の料理の準備だ。

今夜の賢人は小説家、夢枕獏氏で、神楽坂の老舗旅館に3日間缶詰になって原稿を仕上げるシーンは、10分経過したところだった。自分の執筆スタイルと比較して面白くなった。
仕事をしては、陶芸したり、仕事しては、釣りをしたりと趣味と仕事の理想的な生活を見る。
当然、私にはそれほどの余裕はない。氏の川小屋での料理を見ていると食べたく、飲みたくなった。

多趣味人だが、「一番の趣味は原稿を書くこと」という、大学での講義は勇気をくれた。「小説家には、必ずなれる。小説を書くのは特殊な能力ではない。訓練である。十年腹をくくって書き続ければ、必ず書いて食べていける。」

キリンビバレッジのCMのコピーが良い。『誰かを悪く言って楽をするのはもう止めよう。』、『人からどう見えるからってそんなに重要?』、『それって・・・自分の言葉で喋ってる?』、『本当にやりたいことやってる?』
嬉しいことに、私には「ハイ」と言える幸せがある。

再生に切り替えて、冒頭から見直すと・・・アイデアを生み出す秘訣を聞けた。
『一番良い方法は、待っちゃ駄目なんですよ。待っていると落ちてこないんですよアイデアっていうのは。脳が溶けて鼻から流れ出る感覚に近いとこまで考えるとアイデアって必ず出ますよ』と言う。

私は、アイデアに余り困ったことがないので、聞き流す。するとしばらくすると同じ気持ちのシーンが出た。『どれを優先していくかという悲しい選択をしなくてはならないんですよ。アイデアよりも自分の残り時間の方が少ないんですよ。自分の中にあるアイデアを全部書く時間がもう無いわけです。』

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11時前から原稿に戻る。疲れてくると、酒が飲みたくなった。
しかし、飲んでしまうと、「まあ、いいか!」になりやすい。我慢!
メインの原稿を仕上げて、周辺の原稿をチェックしていると、「ああ!まだこれがあった!」と愕然とすること度々。飲まなくて良かったぁ!これでは間に合わない!そして徹夜へ決意する!


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2009年01月04日 08:16に投稿されたエントリーのページです。

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