夜が白々と明けてくる・・・しかし原稿が出来ていない。この辛さは何度目かの経験である。
「ああ!まだこの原稿があった!」と気が付いて、不足原稿を書く。
特に新しいアイデアの原稿に関しては、意識朦朧としてくる中、その論理的詰めが辛い。
朝、7時半に完成し、メール送信!しかし、まだFAXする原稿もある。手書き訂正部分である。
拡大してA3サイズで送るので、数十枚送ると流石にFAXのメモリーが一杯になるため、何度も枚数を小分けにしてエラーにならないように調整をして送信するのは、いらいらする。
朝8時、妻に声を掛けて、「これから寝る」と宣言しておく。そうしないと食事に起こされからだ。
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午後1時頃、目覚める。早速メールチェックすると、別の執筆原稿の進捗状況などの問い合わせが届いていた。脱稿見込み日程と現況を書く。前回は当初見込み日より半年も遅れてしまったので、今回はおくれないようにしたいのだが、それよりも大切なのは売れる本、つまり中身の良い本にすることである。
4月の講演依頼者とのメールやりとりなどをしていて、ふと気が付いた。朝送るファイルを1つ忘れていたことを。幸い2ページ分なので、早々送信する。
昼食は抜いたが、夕食はどたばたしていて結局、独りで食し、その後、散歩を兼ねて、コンビニを梯子して、最後に酒の激安店まで足を伸ばして歩数を稼ぎ、随分久しぶりに焼酎を買った。
変わった物が欲しかったので『桜岳』という初めての銘柄とした。3袋で800円余りの摘みを試しに買ってみる。
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帰宅は8時過ぎ、『ノーベル賞』の特集番組を見ながら、強い酒を飲むリラックスタイムである。
一流の学者はいいことを言う・・・ただし、その言葉の本当の意味は、恐らくは聴衆の殆どは気付いていないように思う。
人間、その一線を乗り越えている人とそうでない人の違いは大きいのだが、それはまるで次元の違うレベルなので、低い時限の人には、「へ~っ!」と関心して終わってしまうのだ。
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10時前から、酔いが回って、ウトウトしたりが錯綜しながら、先輩からの電話で、原稿についての他の情報を聞き心が動く。ただし自分を諌める。自分はそんな高いレベルではないと。頑張れるだけ頑張るしかない。その中で知識が身に付けばよい。そんな煩悩に悩まされながら、午前2時就寝する。
まだ、年賀状が沢山残っている。