7時起床で、検診準備と原稿をFAXするなど忙しい。外は初積雪で妻が雪かきをしていてくれる。本来は私がしなければならないが、バタバタして出来ない。次男から声が係り7時50分出発する。
積雪で車は渋滞が激しい。それでも次男の高校へ何とか間に合った。その足で検診に向かう。
渋滞を回避するため高校への右折を止めて直進して見事成功し、定刻より前に到着し、順調に検診を受け帰りに朝食兼用のランチのヨーグルトなどをコンビニで買い、11時に帰社して食事と新聞チェックと朝ドラ鑑賞と続く。
相続のお客様との事前打ち合わせ電話が何度も、そして長く、続く。
それを受けて社員と打ち合わせをする。しかし、これだけで価値のある一日の仕事だった。
社員からも「準確定」の意見を出してくれた。有難いことだ。
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執筆計画とホテル予約を検討する。高校入試の日程と重なることが判明して検討する。
娘の私立高校入試、公立高校入試とその発表、さらには、その微妙な心理の期間に長期に不在にすることは良いのか?また、合否発表後にもし不合格ならそのショックの中、長期の不在は拙くはないのか?・・・・どんどんエスカレートする。
「カーナビ親」になってはならないから、余り先立って指示しない方が良いだろうが、少なくとも近くに身構えていてやる必要はないだろうか?
結局、3月の講演日程を変更することにした。公立高校の発表日にまともに重なっているからだ。
さらに、今夕連絡のあるはずだった初心者用の講演の中止の連絡がなかったが、昨日予約したホテルの現在の空室状況を確認して、明日でも取れると判断して一旦キャンセルすることにした。
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夕食は、一人だった。長男の成人を祝う飛騨牛のステーキの肉を昨夜買っていたのを知っていたが、それが今日の夕食だった。
娘の塾の時間に合わせて、家族らは先に食していたのである。長男が絶妙な焼き具合に仕立ててくれた。彼の祝いの膳なのに彼が焼いてくれた。
夕食後、忘れ去れたかのようにポストに残っていた郵便物の整理をし、ちょうど届いたメールで2月講演の打ち合わせをする。その後、『続 夢千代日記』の何度目かの鑑賞をする。
そしてここから先は少々支離滅裂になる。ドラマを知っている人だけが分かる・・・・
何度も何度も涙がほとばしる。しかしそれが癒されることでもある・・・
見ていて「杖にすればいいのに・・・すがれば良いのに・・・」と叫んでしまう。
刹那を生きるが如く、今日の検診で、もう酒が飲めないかも知れないと思うのか、酒のフルコースのように飲む。ワイン、焼酎、そしてビール。歯磨きを終えた、1時過ぎになって、鑑賞を続ける決意と共に、ビールの2缶目を開けてしまう。ピンク(カロリーオフ)の「ウコンの力」も飲むが。
人は皆、愛に渇いている・・・生に渇いている・・・
人の世の温かさ、人の世の悲しさ、人の世の苦しさ・・・
愛の強さ、人の心の弱さ、言葉の強さ・・・
武満徹の精神性高い音楽と共に人生を考えさせられる。奇跡のコラボレーションの作品だ。
このシリーズは、とても昭和50年代後半に作られたと思えないほど身に迫る。
『新夢千代日記』はDVDで買いたいし、駄作と言われる映画のそれも見てみたいものだと、昨夜に続き思う。
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一昨夜の再放送がやっていて、復習するかのように見入ってしまった。『女と男』第一回。
質問をすること・・・男にとって容易ではないことだが・・・それをやる。
そして「貴女の夢は?」と問うてみること・・・経営計画の社長には聞いていることだ。
私の場合は、以前、妻に対しても、聞いたことはある。平凡だが自然な答えだった。
しかし「先に死にたい」には言い知れぬ寂しさと、嬉しさが同居した気持ちになったものだった。
私は、看取って上げたいと思っている。それが証だとも思っている。
今夜も2時過ぎの就寝となってしまった。