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校正と補稿に追われる+「時価ガイドライン」読み込む

7時15分起床で確認してみた舌。昨日の歯圧痕が大幅改善されていた。連夜の飲酒を選択した決断は、一応正しかったようだ。しかし、舌先のピリピリした感覚はまだ残る。
新聞チェックで、年末の旅行計画や、娘の早期合格の際の3月の梅園見学の候補を考え、8時から『ウエークアップ』を鑑賞する。専ら、政治の話題である。が・・・

8時半過ぎに派遣切りの話題に変わったところで、珈琲を淹れる。いつものように、ドリップする1分程の時間に『源氏物語』を読み接ぐ。いつの間にか、光る君も言葉を話すようになり、近頃では、女の品定めをする年となってきた。

介護の現場の低賃金と重労働の報道を見、切り上げるようにして、9時から朝食。子供らはまだ寝ている。階段から西隣の家の警告灯が点滅しているように見えたので、様子を見てみると、何のことはない、何かのイルミネーションなのだろうか、室内で赤いランプが明滅してしているだけのようである。
これは4月の「お日待ち」の話題だな・・・と思い、その後、回覧板を届ける。

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朝食時に中日新聞を読んでいて、オピニオンのページで名大で開催された、二人のノーベル物理学賞の、益川・小林両教授の話題があり、「努力しないで集中できる好きなこと」という言葉に、自分の幸せを思う。それが仕事に出来る幸福である。余り儲からなくとも・・・。同時に子供たちのそれを考える。

今朝、目覚めた瞬間に「今日は土曜」と理解した途端、ほっとした。安心して、原稿に集中できるからだ。好きなことが出来る喜びである。しかし世の奥様方は決してそうは思っていらっしゃらない。「自分だけ好きなことをして!」と少なからず思っている。我妻もそうである。

要は、これが儲かれば良いのである。イチローの妻は満足しているはずである。しかし、考えてもみなはれ、そこそこ食べて行けて、夫が嬉々として仕事に熱中し、リストラもない・・・・もうそれだけで、極上の幸せの部類に入ると思う。事実、こうした仕事生活になってからは、恐らく免疫力もついたのだろう、寝込むことは数少なくなった。ほとんど無い。

パチンコなど遊興に明け暮れたり、釣り三昧、挙句はゴロ寝亭主よりは良いではないか・・・

ただ、私からは言わない。言えば言い訳、言い逃げのようになるからだ。幸せは自ら気が付き、自らの感謝の中からしか生まれない。だから今朝、寝起きにトイレに行く際に、自然に習慣のように唱えた言葉は「痛みの無い幸せ。嗚呼、感謝。好きなことが出来る幸せ。嗚呼、感謝!空気が吸える幸せ。嗚呼!感謝!!」

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さて、朝食時に妻に言われて、頂いていた林檎が放置されたままであることに気付いて倉庫から出してくる。何とか食べれそうだ。それでも表面がブヨブヨになってきた1個を捨てる前に切ってみた・・・・中身は結構しっかりしていた。香りは良いので、生ごみの消臭剤代わりに、8等分してごみ箱に置いた。

9時45分から、その、原稿に取り掛かる。一つ一つ片付けて行かねばならない。16日締め切りの原稿は、16日ギリギリまで待ってもらう内容もある。H先生の返信を待ちたいからである。

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そこで、変更のリスクの少ない原稿、すなわち書籍の方に取り掛かる。昨日の最高裁規則に対応した校正を行い、先輩にメールする。

物事は「何を」が大切である。先の益川・小林教授の言葉もそうだが、「何を仕事にしたか」が大切だ。校正も、出版社から送られた念校だけでなく、「その他に無かったか?」を考え、昨日は、それ以外の2ページを送ってもらい検討をすることができた。

さらに、未だ原稿にできない部分で、日時を考えると、どうも可笑しいと疑問をもって、調査した結果、意外なことが判明した。これも「何を」のWhatである。そして、それに対して「何を」校正すれば良いかを潜在能力に任せるが如く、泳がせ、今朝直すに至ることができた。

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だから、短い執筆時間だったけれども、大事をこなせたので、ここで一服。一昨日の新聞で読むのを残しておいた松原泰道老師の話を読む。反省が大切であるとの当たり前のことだが、中々出来ないことである。内省して書くブログはその手段でもある。

「生涯修行、臨終定年」がモットーの老師は65歳から花咲いた方で、昨年末に101歳になられたというので、95歳まで生きる私の目標とするお一人でもある。だから「私は禅宗の坊さんだけれど、この年になると、座禅もできないし、庭の草取りもできません。今の私にできる修行は、『読む、書く、話す』の3つだけ」といい、私の晩年に希望を持たせてくれる。さらには「以来、著書は130冊を超えた」の記事に夢を与えてもらった。

今朝読んだ、ドトールコーヒー名誉会長の「私の履歴書」もその意味では感銘した。「喫茶店資金700万円失う」だ。そして内観と内省を促す言葉として「どんなにうまくいっている時でも決して驕ってはならないと悟った。それ以来、ちょっと自分が思い上がりそうになると「また落ちるぞ」という声が聞こえてくるようになった。」は身に染みた。

それにつけてもトイレで読んだ、昇一先生の「文系の研究環境」の話は2度目だったが、奇しくも、それに憧れ数十年かけて実現できてきた私の行動に満足を得ていた。

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11時前から一般の校正作業に入る前に、うず高く積まれて自由度を失った書籍や雑誌を少しだけだが整理する。これに小半時掛かり、今朝3杯目となる日本茶を淹れて、11時18分から校正開始する。しばらくすると、舌先が痛み出した。鏡を見ると、見事な(情けない程)の歯圧痕が生じている・・・ストレス大也の証かぁ!

正午のニュースの前に、昼食をセーブできるように、林檎を半分食べた。電子林檎なのだろうか?中身はしっかりしていた。
昼食では、鯛飯が出たので、炭水化物ダイエット中だが半膳食して、我慢した。妻からはヴァレンタインデーのチョコレートを貰った。シングルモルト山崎12年のウィスキーを使ったチョコは、美味そうである。しかし、昨日まで連夜で飲酒したので今夜はお預け。

そこでもう一品の『チョコレート効果』を1粒口に入れる。「集中力スイッチオン!」のキャッチフレーズに惹かれて求めたのであろう。原稿の集中には最適で、ポリフェノールが明治ミルクチョコの3.6倍とあって、本格ビターの大人の味である。ありがとう!

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12時半から正午のニュースを追っかけ再生し、今朝見れなかった朝ドラを見つつ、机周辺の整理をする。これが絶好の平行作業である。1時過ぎに校正に戻り、書籍分は一応終え、2時前から、珈琲を淹れて『源氏』を1頁読み、補稿に取り掛かる。これは来週の東京講演の内容ともなるのである。

資源ごみの整理に妻が隣の部屋にきて、溜まったペットボトルやワインの瓶を整理してくれている。その時、思わず口に出るのだろう「****・・・」と。しかし何を言っているのかは聞こえないが、多少やましい所がある私には文句の様に聞こえる。聞こえてしまう。「まあ!こんなに飲んで!」とか「まあ!ざっしもない!」とかである。

ペットボトルの殆どは0コーラである。これは、1日置きの禁酒日に口寂しさを紛らわすために、スカッとさせつつも糖分を摂らないためである。一方、瓶の殆どはワインで、時折、焼酎がある。これは、焼酎の度数が25度と高いので、好きなのだが、我慢して度数が約半分のワインとしている。

たまに、冬でも風呂上りとか、外出で汗をかいてきた時は、ビール系が飲みたくなる。禁酒日なら先程の0コーラであるが、飲める日は、キリンの0の500mlを飲む・・・これがアルミ缶となり、他のアルミ缶は、「うこんの力」のカロリー0のピンクボトルである。
こうして、一時82kgを超えていた体重を10kg減らしたので、いま大台の70kgを割ることを目指している。

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品川教授の講演をまとめる。「時価ガイドライン」は一見すると捉えどころのないものであるが、時価について研究を重ねてきたので、教授の言わんとするところは痛いほど分かる。そして、これを今後生かすも殺すも専門家次第、つまり腕の見せ所なのである。

時価ガイドラインの中で難解と思われるのは、WACC(ワック)に代表されるファイナンス理論である。私も一通りは学んだが、普段使うことがないので復習しなければならないが、まったく苦手な数学の分野である。3時からこれに向かう。高い山だ。

すると・・・・現金なもので、すぐに眠くなる。もっとも魔の時間帯ではあるが・・・。「ワックんない!(分からない!)」と叫びたくなる部分でもある。そして、何より、通常の業務ではこれを計算すると高い手数料となるので、計算するにしても、通常使う割引率で代替させてしまうだろう。

まあ、これを極めていると終わらないから、「ざっくり」で終えて次に行く。
64頁あるガイドラインのうち、後半30頁からは<参考>としての証明書様式と計算例と裁判事例の3つである。

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こういうものは、まず「一言で言えば」を掴むことである。これは、最終的に遺留分権利者に説明する言葉に表現されると考える。それは・・・

「評価方法は色々あってどれによるかで値段が違う。そこで御社の場合には、後継者の提供する情報からすれば、このような状況で将来はこうなる確立が高い。よって、この評価方法がもっとも妥当と考えられる。ご理解合意頂けましょうか?」である。

そして、これに枝葉が付く。前に付くのが、「固定合意という趣旨」と「相当な価額としての適法性」、中央、すなわち評価方法としの内容紹介の枝葉というか、それ以上に重要な、「評価方法選択の留意点」、後に付くのが、「税法との評価の関係」や「会社法の評価との関係」と言える。結局、5つの枝葉と考えればよい。

5時の夕食を挟んで、半時余りでまた原稿に向かう。郵便物の整理をしていたら、不動産所得の修理見積書が届いていてショック!家賃収入の何倍も修繕費が発生した。良い知らせでは、高校の同窓会の通知が来た。しかし、その日は既に、四国からの相続の相談者の方がお見えになる日で、時間を調整しなければならない。

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さて、原稿だ。幹の部分に5つの枝葉を加えて、鼎談や「税理」のインタビューを加えることを考える。そのポイントは、「将来の裁判規範になる可能性」と、「専門家の腕の見せ所」という話だろう。

自然に眠気がやってきて休憩して、少し休もうと考える。6時半前後に本日録画の数本の整理をし、消去をし、その中から1本の『100年インタビュー 宮崎駿』を鑑賞する。どうしても勉強になってしまう。氏の言葉は創造へのヒントに満ち溢れているからだ。

しかし、真面目に見ないといけないので疲れる。哲学的ですらある。押井守監督と別な意味で似ている。7時の時報とともに一端、留めて、ニュースを見る。これが本当の休憩だ。
3月~4月のホテル予約を入れつつ、7時半の土曜ドラマと8時からの『探検ロマン世界遺産』でタスマニアデビルを斜め見する。原稿が山積しているので篭るのである。しかし、通常の仕事もしなければならない。このバランスが難しい。

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8時45分、執筆再開。先輩から最高裁判所の件、最高!と言わんばかりのお褒めのメールを受けた。これを励みに次の原稿に向かう。9時20分から入浴して、出てくると丁度、土曜ドラマ『法医学教室の事件ファイル』が居間のTVで映っていた。まともに見たことの無い番組だが、興味を引かれるシーンにつかまってしまい、しばらく立ったまま見てしまう。

CMになったら部屋に入って・・・と思うが、民放なのに中々CMに切り替わらない。とうとう痺れを切らして部屋に入る。インスタント味噌汁を飲んで、TVを見る。すると今度は立て続けにCMが入る。何か5分置きに入るようだ。だから民放は嫌いだ・・・・・と思ってしまう。

ラストシーンで、11時で『出社が楽しい経済学』の留守録画に自動で切り替わってしまったが、まあ、おおよそ分かったので良い。今夜の『経済学』は「逆選択」がテーマ。だが、これもここまで。原稿に向かう。休憩は終わりだ。

やはり、真面目に原稿を書くと、ブログと違うことが書けるものだ。出来上がった原稿は、上記と相当異なる原稿となった。それだけ真剣ということか・・・
紙校正の追加原稿も書き上げ、FAXとメールで先輩に3時過ぎに送って就寝する。

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2009年02月14日 08:18に投稿されたエントリーのページです。

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