8時起床。庶務こなす。上京して受けたいセミナーに迷ったが、今月だけでも、あと2回上京する日程とズレるため、ついでには行けない。ここは我慢の為所と欠席を決める。
10時から中央経済社の構想の続きに取り掛かる。そろそろ材料が揃ってきたので、ラフデザインを図解してみることにする。様々な資料を見るときに見つからないことがあるのを、今少し暇になった、この時点で解決しておこうと考えた・・・具体的には・・・
資料の散逸に関して、単純だがリングファイルでの整理を思い付き実践し「近資」と名付けたのである。もっとも、それ以前に、整理整頓をちゃんとすることが大切ではあるが・・・。
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HPのWebサーバーの統計を初めて見てみた。どなたか判らないものの、2月から急激にアクセスが増えている"らしい”のに驚いた。“らしい”とは統計の読み方も判らないからである。アクセス増加の原因は不明である。2月と言えば、先生方は決して暇なときではない・・・どこぞのMLで紹介されたか?
アクセスカウンターを付けるのが手っ取り早いのだが、余りそれで一喜一憂するようなものでもないので、放ってあるのだが・・・、気にならない訳ではない。ただ第一義ではないだけであるし、目的が違うからでもある。
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昼食に行くと、娘が着の身着のままで寝ていた。友達との中学卒業旅行の夜行バスから今朝帰宅したのである。だから、昼食は娘を除いた4人である。その後、目覚めた後に、土産話に花が咲いていたが、私は仕事に向かわねばならない。
原稿推敲に戻る。久しぶりに集中できる時で嬉しい時である。こんな時のアポなし来客などは一切断る!集中を害するなにものでもないからである。
「時価ガイドライン」を読み直してみる。実は、先程、リングファイルを思い付いたのは、「時価ガイドライン」の資料があっちにもこっちにもあって、中心になる資料の統一化を図らねばと思い立ったのである。
ガイドラインにしろ、経営承継申請マニュアルにしろ、オリジナルでないと頁の表記がずれるから、オリジナルを統一資料としなければならない。
「時価ガイドライン」の公表は2月9日であった。それに先立ち、原案を1月24日に入手して読み込んだ結果はすでに書いたし、拙著の中でも述べたように予想通りのものであった。
しかし、これは今後成長するものである。その成長は我々専門家の関わりと勉強如何によって変化する。それをどう予測するかが、今回の原稿の一つの内容ともなっている。
それは理想と現実(実務)の狭間で、極めて“時価的”で面白い。「人間が観測するかしないかによって変化する事実を本当の事実と呼べるか?」かつてアインシュタインが悩んだ、あの量子力学の世界である。
だからこそ、初版の最終結末につながる部分でもある。
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先週頃に書店に並び始めた拙著について、初めてアマゾンランキングを調べてみた。82,992位で初出としてはまずますか?事業承継のカテゴリーで調査すると、当然、前著が上位ランクで2位となっているが在庫は殆どないはずだ。
6時前に終業し、夕食。7時からニュース見ながら名刺印刷をする。来週の上京時の新幹線のネット予約。溜まったグリーンのポイントを往復で使うことにした。別口の予約は出発時間を早める変更をして、都内三箇所の図書館に向かう予定を立てた。イレギュラーな休館日と事前手続きの必要な所もある。
8時半から原稿に向かう。昨年は2月頃にこの不安感に襲われていた。原稿を書くときの独特の孤独感である。ただの解説的原稿の場合にはその感覚はないが、創造的原稿の場合には、それが著しい。誰も見解を出していないことについて書くのは、勇気がいる。それ以前に、気付きがなければ書けない。
9時のニュースを間にして、推敲続行。10時からの『プロフェッショナル』は、ニュースと異なり、今見なければならないものでもないから、録画させておき、原稿に向かう。
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こうして、思索を発酵させてゆくと、ある時、閃光が訪れることがある。今、正にそれが起こった。10時10分のことであった。その閃きが論理的かの検証する。こうなってくると俄然、楽しくなる。面白くなる!
長考小半時、論理的解法の1つを見出す。
これらの時に、悦楽と孤独とが同時に訪れる。ここで深遠を見てしまうのは、100年の難問「ポアンカレ予測」を解いた数学者ペレリマン博士であることに気付かざるを得ない。孤独に耐え切って社会性を失ってまで得たいと願う悦楽感は麻薬にも等しい。学者にとって最高の瞬間に違いない。
『黒い木はどう観察されているのか?とふと考える。緑の草との相違は、紙ではなく、東京に芽を出しているか否かの違いのようにも思われた。』ある一節である。
今夜は、10時過ぎに遊びに行こうかとも考えて眠れない夜の楽しみの対策としていたが、もはや、そんな心配は不要になってきた。明日は午前中に寝ていてもいいから、少なくとも午前3時までは長い夜を思索に耽りたい。
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11時20分、風呂の案内に従って居間に行くと、長男はまだ帰宅していなかった。
風呂の中で、思索が続く。同時に、この生き方で良いのか?自問するように考える。聴衆は専門家でいいのか?自分の満足度を考える。ようは社会に役立てる感謝される存在であって、それを表すのが、読者や聴衆の頭数である。それに満足を覚えている自分を見出す。
風呂上り、遅寝、遅起きで、起きている間中PCに向かう次男に、母親からお小言。私がいないと、生意気口で反論やはぐらかしがあるので、私は無言で立って間にいた。
0時過ぎに、ようやく長男が帰宅する。3人とも生意気で勉強や生活に対する態度や、母親に対する態度が良くない。春休みは皆ゴロゴロしている。私もあの頃のことは、大きな口は利けないが、少なくとも母親に対する態度は改めねばならない。
家族旅行に行く前に一端、渇を入れて置かねばならないと考える。ただし、渇を入れたところで、生活態度や勉強の姿勢は大きく変わるものではない。自分で気付き、自分でやらねば、ならない。
その点は、妻にも理解してもらわねばならない。もっとも、彼女の四六時中勉強漬けを望んでいる訳ではない。正常なバランスを求めているのだ。学生の本分を弁えて欲しいと思っているだけなのである。
学業と趣味であれば、少なくとも6:4の比率で勉強をしなければならないだろうし、まして受験生なら、8:2か9:1というのが、正常なバランスだろう。それを崩すなら、それなりの覚悟(リスク)を背負わねばならないというものだ。
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0時15分、禁酒の今夜は、昨日買った「とろとろ桃のフルーニュ」を楽しみに飲んでから原稿に戻る。深夜だが、珈琲を淹れる。しかし眠くなったら寝る程度にしようと思っている。
0時40分、難解だった部分が解けて来て、民法と税法の立体構造を構築する。1時過ぎに眠気がやってきて、1時15分、歯磨きしながら思索する。
そして、もう一山越えた理解がとうとう叶った。これで今月号の『税経通信』に書いた家裁の許可との整合性もつく。したがって、家裁の許可は容易になるはずであると読める。2時半就寝する。