しっかり寝て、祝日「昭和の日」の朝を迎える。GWは執筆三昧である。7時45分からいつもの朝食と朝ドラを見て、8時半から早速、「意見書」の続きに取り掛かる。昨夜は最大山場の論理構築に没頭したが、今朝はそれを読み直し誤謬がないかの確認から始まる。
書いている瞬間というものは、頭がチンチンに沸騰しているので、得てして論理矛盾を内包することが起こる。これを、後に覚めた脳で全体を俯瞰して、伝えたいことが書き表されているかを検証しなければならない。そして・・・
3時間の没頭の末、11時半、ようやく書き終えた。最終結論と代替案にあっては、拙著で表明してきた方法が見事に結実したと確認することができた。昨日も書いたが、東京の一流の税理士法人の見解と異なる意見を提出するには勇気が要る。しかし、理論に裏付けておけば、怖くはない。対策も正論で実行し易いまっとうな提案が出来たと自負する。
ただし、まだ印刷して読み込まねばならない。そして修正と続く。しかしこれで、依頼主のGW明けまでにとの期日が間に合う目処が立ってきた。今夜は飲める日だから、祝杯だ!
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さて、そうすると、次の原稿に取り掛からねばならない。こちらの方は目処が立っていない!「意見書」の方は、書き終えて暫く冷まして、第三者的に読める時間を経て読み直し、修正をする。その第三者的立場にするためには、脳に違う情報を流し込んでやって、先の情報を洗い流してやることが有益なのだ。
だからこそ、書き上げた原稿の印刷より先に、次の原稿の検討が重要なのである。
ちょっと休憩だ。少し早いが昼食としてヨーグルトを食してから、正午のニュースを見る。ふと不安がかすめる。これまでいろいろ隠してきた農林省、厚生省・・・本当に信じて新型インフルエンザに対応して良いか?
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具沢山の味噌汁を飲んで、12時半から計画を練り直す。この計画の中にはGWの家族とのちょっとした花見も入れた。しかし、5~6本の原稿が同時平行しているので、このバランスと優先順位は非常に難しい。
先日の出版企画が1つボツになったので、一方の出版社で3つも同時平行しているものもある。ボツにならずになっていたら、それこそ大変なことになっていたろう。・・・・しかし、関係図書の中では依然としてトップレベルの販売状況を続けているので、改定の話は入ってくる可能性はある。
1時半から、改定本原稿に向かう。前回最後にこの原稿に向かったのは23日だから早、5日間放置したことになる。前回同様、その期間を決して放置とは捉えず、熟成期間と捕らえることが執筆の精神管理上重要である。
「さあ、どんなに発酵したかな?楽しみだ」というスタンスで臨まねばならない。書き上げた体裁を概観してみると、相当部分完成である。後は、一昨日購入した民法の本などから知識を得る部分を加工して挿入し、論旨を整えることである。
民法の本を読んでいたら、思わぬ収穫があった。国立図書館で調査中だった法案のてん末が書かれていたのである。これで、この本から役立てるのは1っ箇所と思って買ったのが、2箇所となって完全に元を引いたと実感した。まあ、本などというものは、たった一箇所でも価値があるわけで、もしそれを人から話を聞こうと思ったら5千円や1万円の本代など安いものである。
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改定作業につき、出版社に何時頃脱稿とメールしたかを確認すると、何と4月下旬と自分は書いていた。今まさに4月下旬もいいところである。急ぎの「意見書」の仕事が入ったがためにずれ込んだのだが、何とか挽回せねばならない。
眠気がやってきた。そこで珈琲を淹れ、5月の新幹線予約の追加を入れ、5月末の別の原稿の企画を粗書きする。これは驚くほど早く出来上がった。淹れた珈琲も飲み終わったので散歩リフレッシュがてら、ワインと摘みをスーパーとコンビニに買いに行く。
五月晴れの中、歩いていて、目の前に広がるGWという広大な執筆時間を思うと幸福感を覚えた。感謝せねばならない。
信号待ちしながら、首の回り具合を確認すると、右は良いが、左が途中から痛みがあることが判明した。また数日の内にほぐさねばならないだろう。「グラントリノ」を見に行くついでに受けるのも良いかもしれない・・・等と思う。
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小半時の散歩で戻ると、手洗いうがいの励行。手洗いは、昼のワイドショーで学んだ、ハッピーバースデイを2回歌う間というアイデアを実践する。中々良いアドバイスである。
午前に一応の完成をみた「意見書」に再び目を通して、接続詞など数箇所修正を入れる。3時半から1時間ほど仮眠して、HPのセミナー情報の更新データをCDを聞きながら作成する。漸く目が覚めてきた。
5時半から、改定原稿に向かう。7時ニュースの折に夕食とした。食料品以外の備蓄についての情報を妻の携帯にメールしておいた。こうしておけば買い物のついでに見ることができるからだ。
7時半に原稿に戻って9時前までやって、入浴して、その後はニュース9と報道ステーションを梯子しつつ、キリン0とワインで祝杯を上げつつも、半製品となった原稿を愛でながら読み直し、クライアントが取締役会で説明するのに参考になる原稿も追加で作成した。さらに、酔った別の自分による原稿推敲を続ける。
6月上旬に東京での研修が立て続くのと、7月上旬にも恒例の軽井沢研修が続く。問題は6月の予定が決まらないのが困ったところだ。同時期に地元の研究会が2つあって上手く参加できるか際どい。
気持ち良く酔い、新型インフルエンザ対策と言うわけでもないが、体力を維持し免疫力を確保するためにも、今夜は早く11時半に就寝する。その代わり、目覚ましを5時にセットする。