土曜朝、７時起床でニュースを見つつ、荷物をゆっくり整理する。８時前にロビーで日経を読むと、昨日、講演を聞いた「企業再生機構」のニュースがトップに踊っていた。
このサナトリウムは、石原慎太郎東京都知事も通っているし、渡部昇一先生も絶賛されていた。多くの政界･芸能人も来る、知る人ぞ知るところで、HPなどは作っていない。私は２年前の９月以来２回目である。
８時過ぎに新館の食堂に入る。こちらはテラスまである。例によって、１食当たり、にんじんジュースを３杯とレモン２切れと梅干１個の断食が始まる。レモンと梅干に制限はない。ジュースは３杯飲まなくても良い。
人参ジュースには林檎も入っていて飲み易くしてある。したがって、不味くはないが、かといって美味しい！・・・と言うものでもない。どちらかと言うと、やはり生臭く感じてしまう時もある。その口直しにレモンと梅干が役立っている感じだ。
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部屋に戻って、昨日は見れなかった朝ドラを見てメールをチェックするも電波が届かない。そこでホテルの玄関先に出てみると何とか受信できた。食堂のテーブルも電波状況は良好だったので、ここでしばしブログと、メールを書く。
フロントで、近くのコンビニを聞くと、徒歩小一時間、しかも坂道とのこと。しかし指定してくれれば買出しをしてくれるとのことで、珈琲豆などを頼んだ。
そして、小さな机の上にどっかと乗ったＴＶが邪魔なので、別の机を頼み脇机を容易してくれたが、結局ＴＶのケーブルが届かない。やむなく、ＴＶをベッドの上においた。まあ、余り見ていては仕事にならないからこれでも良いが・・・。
ところが、暫くすると部屋に電話があり、珈琲は断食には良くないとのことの連絡があったので、諦め、その他の潤滑油代わりに使う小さなマヨネーズだけとした。
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日差しが強いのでカーテンを引くと暗くなるため、蛍光灯スタンドを頼んだ。
部屋では電波が届かないので、暫定的にワードでブログを書く。するとキータッチの都度、軽い机がグラグラと動く。そこで先ほど、無用の長物となった脇机をベッドと机の間に挿入することにした。ベッドは重いが、少しずらして丁度、脇机が収まり、ＴＶと電話も乗せることができ、机も安定した。
１０時に捕食の具なし味噌汁１杯。これが美味しい。断食中は塩分不足で目眩がすることがあるので、梅干を２個頂く。治療院を見に行くと、一昨年と少々様子が異なっていて「ノックして下さい」との掛札。扉のはめ殺しのガラスから中の様子を見ると、一人だけで、一昨年に施術してもらった人は見当たらなかった。
一人しかいないようなので、施術中に声をかけるのが悪い気がして予約をせず、部屋に戻る。しかし何か落ち着かない。まだ書籍の荷物が届いていないこともある。疲れが溜まっていることもある。前回マッサージを受けたのは１８日前だったので、そろそろ受けても罰は当たらないと考える。マッサージは通常と異なり、１０時から１８時までの営業だから日中に受けることになる。
次の客が１１時ということを、先ほど診療室の前でうろうろしている時に、聞いたのでその入れ替わりの際に電話すれば邪魔にならないか・・・と変に気を回して迷っていたが、そうこうしていると予約が取れなくなってしまうかもしれないと考えた。
今朝のロビーで中年女性の団体が予約を土日は混んでいるので１０時早々に予約を入れるという話をしていたからでもある。
１０時半にとうとう電話してみると、３時と５時の２コマしか空いていなかった。間に合った。前回の施術者がいるかどうかを含めて、とても指名できる雰囲気でなく３時の予約を入れた。
すると荷物が届いたので、早速その整理に取り掛かる。
１１時には、そう大した断食をしていないのに目眩が気がしたので、いくら飲んでも良いという生姜黒糖を飲む。この目眩は荷物を整理しながらだからと点けたＴＶで、「食彩の王国」で寿司の「こはだ」の特集を見たことも関係するのだろう。断食中は食べ物や料理関係の番組も見ない方がいい。ところが、ＣＭの多くは食品のものが多いものである。
そこで『田勢康弘の週間ニュース新書』で横浜市長を突然辞任した中田氏との対話を聞きながら荷物整理を続ける。次のコーナーでは現代のお墓事情が報じられた。
ハイテク倉庫ｼｽﾃﾑを使ったお墓や、そもそも墓を求めない「手許供養」も増えているという、パウダー状にして散骨したり、その粉末をセラミックと共に焼き固めて、プレートにしたり、遺骨１００％の石を作ることさえ出来る。
焼き固めるた結果できる石の色は予測がつかないが、個人の生活によって骨の材質が異なるからだろう、全て色が異なるのである。
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荷物整理を続け、少し休憩し、正午のニュースと『生活笑百科』見ながら整理を終えた。１２時半過ぎから昼食として朝と同じメニューを頂きつつ、電波の届く食堂でブログを登録する。
昼食の休憩の後、睡魔に襲われ仮眠１時間、３時から治療院に向かい１時間のマッサージを受ける。やはり一昨年にやってもらった人はいなかった。少し物足りない施術ではあったが、まあ及第点であろう。
会計が別なので支払いのために再び行って6,300円を支払った。戻って、生姜黒糖湯とほうじ茶を飲んで一服する。さて、いよいよ執筆に当たらねばと思っているところにフロントから電話で「はて？滞在期間中に届くものは５つの予定で、既に今朝２つ届いたので、残るは３つだが、今日ではないはすだが・・・」と思いつつ出てみると、１０日頃と思っていた『税経通信』の９月号の献本であった。
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さっそく愛でるために読む。いきなり自分の原稿に行かず、特集の「時価」に関して、冒頭から眺め、そして分の原稿に進んで読む。幸いにも今回は、誤植等は無かったのでまずは安堵する。４月号では肩書きが出版社のミスで間違っていたため思わず赤面したものである。
５時１０分に読了した。しかし、今回の鼎談は、ほとんど上場有価証券に関してのことばかりであった。ということは、拙稿がバランス上、良いものを提供できたかとも考えた。
昨夜仕入れた情報に基づき、共著の先輩に問い掛けのメールを書く。塩分補給のために部屋には天然の焼き塩が置いてある、これを少し口に振り掛けるように頂くと確かに美味しい。
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５時４５分から夕食と言っても、これまた朝昼と同じ・・・寂しいものだ。楽しみがない。食事とは楽しみであることを実感する。
その代わりとなる楽しみを作らねばならない。それは取りも直さず、原稿が思想が出来上がってくる喜びであろう。食事を忘れるほどの喜びとなるその悦楽の瞬間である。
小さな楽しみとして、明日の朝は、いつもの人参ジュースを人参スープに代えてもらうことにした。今夜のＴＶは楽しみでもある。1日1回、スタッフによって健康確認が食卓でなされる。
６時のニュースで帰省ラッシュの高速道路が予測を大きく超えた５０㎞超の渋滞が多発しているとのこと。子供ニュースでは裁判員裁判を分かり易く伝える工夫などが、講演に役立つ。
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６時半から、いよいよ、執筆に関連する経営方面の参考図書を読む。情報仕入れの出来る期間は限られ、それを過ぎて、執筆に入ってしまうと新たな情報に関して修正が効かないこともあるから、この情報仕入れは重要である。しかし、そればからりしていると、執筆が進まないことにもなる。
1万円近くする4冊の本の中にある該当部分を読む。読みつつ、スケジュール帳のＢ４の見開きにヒントや構想を書く。
７時半から『陽炎の辻３』の最終回を見て、嬉しい涙を幾度も流す。８時から『追跡AtoZ』で「国際標準競争」の冒頭を見てから入浴して、体重計に乗って驚いた。断食して増えている。昨夜77.1㎏だったのが、77.4㎏になっている。
何故か？お通じがないからか？いやそもそも今日はお通じがあったのか？それすら記憶がない。運動していないで、人参ジュースとは言え、インプットオンリーだから増えるのだろう。今日はサウナに７分入る。
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部屋に戻って、トイレに入ると、トイレットペーパーを見ると、綺麗に三角に折ったままだったのを見て、やっぱりお通じがないことを確認した。
『追跡AtoZ』は、最後の部分を見て、大いに参考になった。それが自分にも通ずるのである。「１．仲間を作る。２．国際標準化のプロを作る。３．国の支援」３．以外は全て役立つ内容であった。
9時から、『刑事の現場２リミット』最終回「最後の審判」をベッドに転がって見た。寝違えの痛みがどんどん強くなる。
10時に、親子の“きずな”再生をテーマにした教育ＴＶを見つつ、心も体も「居場所が出来る。」ことを再確認しつつ、ブログを書く。
先程の読書の続きをすると、最後の本に辛らつな税理士批判がなされていた。しかし残念ながらその通りである。
これは今月初旬に私が書いたある雑誌に間接的に書いたことと同じである。ただ、それがオブラードに包まずそのまま書いてあるだけのことだ。0時15分就寝する。