6時半の起床は、比較的暗くは無かった。今朝は悪夢を見なかったようだが、昨夜突っ伏して逆向きに寝たままであった。
今朝は、未定事項が多かった。一番は、次男の高校の体育祭に行く程度をどの程度にするか?である。昨日までに、早朝の「選手宣誓」を撮影した後、上京することを決めていた。この場合、東京での午前・午後の受講を諦め、ホテルに早めにチェックインして執筆し、6時からの受講は出る・・・という計画だった。
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ところが、昨夜次男が置いていった体育祭のプログラムをよくよく読んでみると、応援合戦あることを知る。まあ当然である。しかも、午前の応援合戦を撮影しても、ホテルのチェックインを遅らせるだけで、絶対聞きたいと思っていた6時からの受講は可能である。執筆時間が減るだけである。
それならば、午前の応援合戦も撮影してやろうと考えた。しかし、さらに読み込んでゆくと、体育祭の最後にも、応援合戦がある。ただし、これを撮影すると上京しても遅刻になる。しかしながら、天候が曇りで雨も降るかもしれないとの予報が、前夜からささやかれている。
仮に、プログラムの進行が速く行われるとすると、ギリギリ間に合うかもしれない。そこで再度、新幹線の予約を変更して、地元駅を4時12分に乗れば間に合う、「のぞみ」とした。
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しかし、そうすると、選手宣誓はたった一瞬だから、午前そしてあやよくば午後の応援合戦のみを撮影すれば(それまでの間は執筆に集中できる・・・・)どうだろう?と妻に相談すると、「選手宣誓も聞きたいもん」と彼女。それもそうだ、団長として一世一代と考えるのが親心である。
じゃあ、朝の選手宣誓を夫婦で見に行こうとなり、準備を始めたところ、娘も別の高校であるが、同じ日に体育祭であって、登校準備が遅れて、母親に「送って欲しい」となってしまったので、夫婦でゆくことができなくなった。
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仕方なく、私だけで次男の高校に向うが、この高校は駐車場の無いことで有名である。一昨日迎えに行ったときに職員駐車場を初めて利用したので、そこに行くと、今朝は門番が居て、「差し入れを持ってきた」と言う私に対して、「直ぐにもどってくるならば・・・」と言うのである。
「差し入れ」は方便である。しかも、その時に入れば、選手宣誓までに時間があるので、直ぐに戻ることが出来ないし、整列中なので「差し入れ」を渡すこともできない。よって「もう少し後でまた来ます」と言い残して、周囲をぐるぐると回って、他から撮影が出来ないかを調べる。
そして、ここぞ!というタイミングで門番を尋ね、駐車させてもらい、受付を済ませて、グランドにゆくと丁度良い時間であった。ただし、選手宣誓は団旗に遮られて我が子の姿は見えないし、宣誓はマイク無しなので、ほとんど聞こえないほどである。しかし何とか数分間の撮影を終えて、帰宅する。
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妻に状況を報告すると、駐車できないので、やっぱり2人で行かない、と打ち合わせて、午前の応援合戦には11時前に出発することにする。
その2時間弱の間に届いた中央経済社の、昨日送っていただいたゲラが届いたので校正を行う。
そして、昨夜、ゼミで半徹夜した長男もついてきてくれる。彼も、高校時代への思い入れがあるようだ。
今朝と異なり、相当に父兄が来ている。これなら余り目立たない。三脚を広げて撮影する。
妻は、車を遠くの銀行に置かせて貰って、グランドの外から見ている。4つの団の応援を録画し、次男が団長を務める朱雀は、親心丸出しで、次男をアップで撮影する。
しかし、それが良くないということを、帰りの車の運転の中で妻から聞く。何故なら、次男は、後輩に残したいから、全体がわかることが大切だという。
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12時20分に帰宅し、そばを食べた後、早速、撮影したビデオを妻と鑑賞して、午後の応援合戦の撮影計画を練って、全体がわかるのなら、体育館の上から撮影することを思いつく。これなら陣形が判る。
上京準備をして、3時の撮影では恐らく時間がなくなるからと、事前に地元駅に切符を買いに行って、たちまち2時となり、またも3人で向かう。4つの団の内のどの順番か判らない。最初にやってくれれば間に合うかもしれない。午前が3番目だったが・・・・
次男に問い合わせのメールを送っていたが、彼も団長として忙しいのだろう、とうとう半日返事はなかったので、待つより仕方がない・・・・2番目ならギリギリかもしれない、3番目、4番目ならどうしよう。また電車を遅らせて遅刻して参加するシミュレーションを描いていた。
だが、幸運にも1番目だった!予定より5分早いプログラム展開にも助けられ、2時45分過ぎに終えて、車を待機させていた妻の車の運転を代わり、地元駅ではなく、一つ名古屋に近い、岐阜駅に向かう。
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1本早い、在来線に乗ることができた。電車の中で新幹線も1本早いものに変更して、余裕を持って乗車できた。原稿を推敲しながら、上京し、5時23分に東京駅に到着し、中央線で15分ほど前に、市ヶ谷私学会館に到着する。何とか良い席に座ることができた。
今日は、元調査官で、現在タクトコンサル社員となられた先生との対談形式の、調査・裁判のお話でとても役立った。執筆中の原稿にも役立つ、航空機リース裁判や、行為計算の否認、退職金の功績倍率への対応についてであった。
資料の中にパンフレットがあったが、その中には東京アプレイザルさんのセミナーチラシがあり、その冒頭に、明日の私の講演が載っていた。
8時過ぎから懇親会では、食事をセーブしつつ交流し、T先生もお隣に座っていただき、講演の感想を伺い、現在行っている講演の参考になった。
また、明日の講演には職員さんが参加して頂けるとのことでお礼を申し上げた。T先生は盛んに引き立ててくれているので感謝にたえない。
この後、T先生は、私を紹介して頂いたのだが、その方の対応が不思議だった。これで3回目なのだが、必ずはぐらかすのである。何故だかは判らない。要するに私の実力が不足するからである。
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懇親会後に会長に質問したことについて一ヶ月前にメールしたことに返信がなく、さらに先日2通目にしたことについて返信がなかったので直接伺った。返答には残念ながらの部分があったし、メールでは質問しておいた、ある先例については説明もなかったが、敢えて問わないことにした。
市ヶ谷から地下鉄で高田馬場をめざす。途中で、懇親会で向かいに座ったアプレイザルの方と一緒になり、お話をしていった。話の中身は先日起きた「嫉妬」事件である。
敢えて言い訳をせず、それを受け止めたが、それにしても、乗り越えるしかないと思っていた。もう直ぐ死ぬんだから・・・。
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高田馬場駅でお別れして、私はチェックインする。10時過ぎだった。フロントでマッサージの予約をしてから入浴して、11時から1時間のマッサージは、こんなおしゃべりな術者は初めてで、TVを見れるようにしてくれたものの、話を聞いてやるだけで、とても見ていられない。
散々、自慢話と、上手だったからと芸能人からチップを貰った話・・・の割りに実は上手ではないし、チップを請求しているようにも聞こえる位である。私がマッサージにチップをはずんたことは、2度ほどあったはずであるが、本当に上手な人は少ない。
マッサージ前に、研修部の先生から講演をする先生を紹介していた件について、返信があり、それを受けて、信頼するA先生に講演依頼のメールを書く。私もじっくりとお話を伺いたい先生だが、お忙しい先生だから、早く日程を確保しなければならならいし、酔っ払っているのことを自覚して慎重に書いて、午前1時前にやっと送ってから、就寝する。