7時半起床で、新聞とTVチェックして、昨夜は間食し過ぎなので、朝食は珈琲だけとした。その後、先日の『ソロモン流』で知った、ブラジリアンBBQの店を検索して、表参道は不便なため、丸の内店を検討する。ところが、満席で予約が取れない。しかし予約なしも可とのことで、17時に丸の内店に飛び込むことにした。
溜まったブログを書きながら、9時13分、何気なく19階の大きな窓から景色を見ると、部屋は北西を向いているようで、左隅に何と、くっきりと富士山が見える!昨夜の台風一過で、空気が澄み切っているのだ。構想を練るには最高!
このところ騒がせている、結婚詐欺事件の34歳だったのかの逮捕された女性が派手な生活を送っていたマンションは、このホテルから見下ろせる所に有るようだ。東京都豊島区西池袋3-1-12 NEWCITYRESIDENCE池袋という高級マンションらしい。わざわざ見に行くほど暇ではないが、ネット上の地図で確認すると、まさしくそうだ。
皮肉なことに、ホテルの部屋からはそのマンションと通り1本挟んだ池袋署が眼下に見えるのだ。
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10時半から、本格的に構想を練る。これには却ってPCが邪魔になるので電源を落とす。
邪念のようだが、途中11時にパラパラ会計の講演における書籍のテキスト使用が出来ない場合のショー化アイデアを思いつく。
構想を練りつつ、フト、明日のお客様訪問を社員に電話で確認し、ホテルの予約を検索して、もう1泊、ただし今度は思いっ切り安い所を探して、今回のと平均させる「ナンピン買い」にようにすることを考えた。
妻にもメールを送って、意向を伝えると、長男の希望土産の返事が届き、家の方も戻らねばならない様子でもないことから、大森の安いホテルに予約を入れた。
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朝食も昼食も抜いて、構想に当たり、2時にチェックアウトする。ホテルから一番近い有楽町線で、神保町に向かう。出る前に出版社に、外出中の担当者の方が戻られたら、携帯に電話頂ければ、ご挨拶に立ち寄る旨のメールを送っておいて、今日から開催の「神保町古本まつり」に向かう。
神保町は本の町、古本の町である。中央経済社には先週も立ち寄ったが、メイン担当者が不在であったので、脱稿後の打ち合わせ程度の挨拶だが、ついでに古本祭りを初めてなので立ち寄ることにした。
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古本祭りは、正午のニュースで偶然知ったものだ。有楽町線を途中で都営三田線に乗り換えて、古本祭りの西の端である法政大学方面の出口から順番に見て行く。
中ほどまで来たところが靖国通りで中央経済社のある付近でもある。そこで、古本屋さんのマップを手に入れたので、私の専門分野の古書店を探すと2軒見出すことができた。
その内、一番近い最初の店で、探すと偶然にも、今年第二版で追加執筆をした際に国会図書館でコピーを入手した遺留分の古本を発見した。
丁度、その瞬間に中央経済社の担当者から電話が掛かり、購入してすぐ来た道を戻って挨拶と若干の打ち合わせをした。お互いの次の予定があるので、15分ほどの4時過ぎに、急な訪問だけに、お邪魔にならないように辞去した。
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続いて、裏通りのもう1軒の店で探し物をした。しかし、ここでは4時半過ぎまでの時間内に目ぼしい本を探すことができなかった。次回の楽しみに取っておくことにした。品川教授の本は迷ったが今回は、執筆に直接関係ないことと、キャリーバッグが壊れそうなのでこれ以上負荷を掛けられないと諦めた。
都営三田線で大手町は次の駅だ。皇居前の出口から東京駅方面に向い、新丸ビルはすぐである。この7階にブラジリアンBBQの店がある。フロアに到着したら丁度開店の5時であった。
7時までに勘定を済ませれば半額で、肉も野菜もサイドメニューも食べ放題である。朝昼を抜いていたので、ご褒美の肉料理と思って食べ始めた。新しいスタイルの提供の仕方で、巨大串に巨大な肉を焼いて、それを削いだり、外したりしてくれたのを頂くのだ。将来、長男を連れて来ようかと考えた店でもある。
しかし、直ぐにお腹は一杯になった。目は欲しがるが、これ以上食べると・・・と自制して、1時間も立たない内に降参!それに、正直なとろこ、余り口に合わなかった。和牛の美味しさがやはりいい。子供達はどう反応するか分からないが、余り期待させて連れて行く店というリストには入れないことにした。
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新丸ビルを出て、数棟隣のオアゾに向い、論文の参考文献としてやっと必要なことを述べている「相続法」の6,000円の本を求めた。しかし、この予定外に高い買い物と先程の食事から財布は極めて薄くなった。
大黒屋に行くか迷ったが、チェックインの時間を過ぎているし(と勘違いして)、今夜のホテルもクレジットだし、後は、土産の寿司だけなのでお金も不要だろうと、京浜東北線で大森に向う。
15分で駅前のコンビニで買い物して北口1分のM・・・山王にチェックインする。確かに料金だけのことはある。逆の意味で・・・。
エレベーター内の壁面の補修だけでもすれば品格は上がるだろうに・・・と思いつつ、フロントでの案内に応じて500円追加して広い部屋にした。定宿に比較して2,000円も安いこのホテルは、軽食の朝食は付いていない。
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7時に部屋に入って、マッサージを8時からと頼んだ。昨夜に続いての連続マッサージだが、これもご褒美だと納得して入浴する。依頼時間の10分も前に施術者は来た。
女性しか居ないというので、「力の強い人をお願いします」とフロントに頼んでいたが、扉を開けると、そこに居たのは身長160に満たない背中の丸まった、少なくとも70歳は越えているだとうと思われるお婆さんであった。
この瞬間、「しまった!」と思うのは極めて常識的と思うほどである。それでも、プロだから、このお婆さんでも怪力かも知れないと部屋に招きいれた。
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その結果、愛想はないが、まあまあの力はあった。しかしだ・・・1時間で頼んだのに終わってサインして帰った後に、首都圏ニュース845が始まった。つまり、10分前に着たから、7時50分。終わったのが8時45分で、多目にカウントしても55分である。
早速、ホテルのアンケート用紙に、そのクレームを書く。机に向うと照明が暗いので電気スタンドを頼み、それを持ってきてくれた客室係りに、宿泊が終了していないが、先にアンケートを手渡した。まっとうな、ホテルならここで直ぐにでも反応があるはずである。
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その後、何も無く時は流れ、先輩からのメールに長時間考えて返信を送った。空調が効かない部屋にコンビニで再び清涼飲料水を買いに行ったついでに、フロントで冷房が効かない旨を伝えると、「全館統一で既に暖房に切り変っているので、扇風機でしか対応できない」旨の返事であった。
先程のマッサージのクレームについては、こちらからは言わなかったが、部屋番号を示しているのにフロントからも何も言うこともなかった。まあ、こんなレベルのホテルである。
いちいち腹を立てていては、こちらの一人相撲になるから、扇風機は如何しましょう?という問いに関して、きっぱり断ることで冷静を保つ。
清涼飲料水で我慢する。それにしても何故こんなに喉が渇くのか?と考えると思いついたのは、先程のブラジリアンBBQだった。岩塩だけで焼く肉は確かに塩辛かったから、それが原因と思われた。構想を練りつつも、1時就寝する。