日曜だが6時過ぎに起床、準備し7時に出発。初めての南紀白浜である。執筆中の『事業承継に活かす従業員持株会(仮題)』の追加原稿のヒントを入れるための取材を兼ねた研修として、再生業務を行う組合のパートナーとなって2回目の全国大会の参加である。
昨年は東京丸の内であったが、今年は、観光も兼ね、さらに再生支援先の支援の一環としてこの地が選ばれたのであろう。
自宅から4時間余り掛かるのだから、東京より遥かに遠い。新大阪でオーシャンアロー5号に乗り換える。
駅のキヨスク書店で「パラパラ会計」の在庫をチェックする。すると・・・何とない!「・・・・・・」まさか売り切れではあるまい。しばし考える。すると広告戦略が見えてきた。
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新大阪から白浜までは、流石に日曜だから空いていた。校正中の原稿に対する追加原稿として、全部取得条項付種類株式など、普通株式の変換について書く。
途中に、妻からメールが入り、相続税のお客様の相談が自宅に電話であったとのことで、電車の中から電話しようにも、トンネルが多く、度々電波が途切れる。それにもまして、デッキはうるさ過ぎて会話どころではなく諦める。
白浜に到着して、ホテルの送迎バスに乗り、出発する僅かの間に電話し、アポイントを決めた。
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ホテル・・・いやこれは旅館だ。白楽荘に到着すると、予期していなかった昼食のバイキングを食した。まあまあの内容である。
そして総会・全国大会の開催。これまでメールでやり取りしていた、協会のYさんをやっと区別して認識することができた。これはでは他の女性社員と混同していたのである。
司会進行は苦労していた。誰かが予定外に勝手に時間超過するとこうなる。しかし私もやってしまったことがある。人は何故、このような過ちを犯すのだろうか?自分の経験も含めて考えていた。
同時に、主催者は、スピーチを依頼するときに、持ち時間の念を押しておくことが必要なのでもある。私の場合にはそれが無かったから、長時間話してしまった。しかし、常識的な長さというものがあるはずだ・・・それを逸脱するのは何故か?「話したい」からだと私は結論付けている。それは私の身勝手でもあった。
昨年もお話を聞いたTAM(ターンアラウンドマネージャー)のFさんの話も、ここの旅館の社長となったNさんの話も説得力があった。
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途中で、アクシデントが起きた。先輩から電話があり、このままでは校正が終わらないので、何とか校正日程を増加させたいとのことだ。
先輩は明日の上京しての研修をキャンセルすることも厭わないという。それならば・・・私も、明日の予定をキャンセルする決心をする。だが、戻るのに半日がかりだるから、ダイヤを調べ、今夜の戻りも考えた。
しかし、懇親会の頃に最終の特急は出てしまう。その後の電車では著しい数の乗換えをして、到着は明け方のようである。そこまではする必要も無いし、懇親会は重要だし、折角スタッフに無理して取って頂いた部屋をキャンセルするのも勿体無い。
そこで、早朝始発の特急で、6時47分発とした。しかし、校正のゲラ原稿を持っていないので取りに一旦帰社して再び名古屋に向うので、結局昼過ぎになってしまう。
電話や調査をする間、いろいろあったが、最終的には午後1時から校正開始と決まった。事務局に相談すると、明朝の6時20分のタクシーの手配をしてくれた。ありがたい。
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これまでお付き合いのある先生が、新しく組合員になられたことなどの変化があった。また、事例発表などでも役立つ情報を得ることができ、東京のお客様への提案のアイデアとなった。
6時に研修は終え、部屋に入り、2階の大浴場で、温泉に浸かる。良い湯であった。そして7時から宴会。隣席の九州のE先生に挨拶し、左の東京の診断士の先生は税理士が指導していない原価計算というエアポケットを指導するなどユニークであった。これも勉強になった。
私からは「パラパラ会計」を宴会場に持参して説明もした。
また、横浜の司法書士の先生との共著となった折に、共に共著となった協会のK先生の席に向かい名刺交換をした。
この会には、まだ知り合いが少ないのだが、大会の休憩時間中などで4人の方が声を掛けて頂けた。その内、お2人は私の講演を聞かれた方であった。
こういう場合、先方は私の名前を明確に覚えていらっしゃるのに対して、こちらは、お顔も含めて、大勢の中のお一人であることもあって記憶が薄いので戸惑う。それを察して、改めて名乗って頂ける方は少ない。
だから、私も著名な先生に挨拶をする折には何度も、名刺を渡して名乗ってお近づきにさせて頂き、数度目で漸く少し覚えていただけるようである。
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宴も終わりの頃に、銀行研修社のお2人の方が、相次いでお酒を注ぎにきて頂いて、名刺交換をして、原稿の依頼が「挨拶程度」にあった。当然、それで「はい、はい」と書ける余裕はないのだが、悪い気はしないものである。
9時に終えて2次会は失礼した。部屋に戻って、知らぬ間にウトウトし、気が付いて朝の早い明日のために10時半頃には就寝とした。