新聞で税制改正大綱をチェックした後、ここ数日練ってきた経営計画もまとまってきて、やっと年賀状作成に取り掛かる。4駒マンガとその文章を書くのに時間を要する。
併行して、『坂の上の雲』の第3回だったかの「日清戦争」を見直すと、中々味わい深かった。少し原作を読み直して、該当する部分を拾う・・・
真之が兄好古に東大予備門から海軍に転じる場面である。それが私にも、特に経営計画を考えるときに役立つことで通じる。好古は言う・・・
『人生や国家を複雑に考えてゆくことも大事だが、それは他人にまかせる。それをせねばならぬ天分や職分をもったひとがあるだろう。おれはそういう世界におらず、すでに軍人の道を選んでしまっている(中略)だからいかにすれば勝つかということ考えてゆく。その一点だけを考えるのがおれの人生だ。それ以外のことは余事というものを考えたりやったりすれば、思慮がそのぶんだけ曇り、みだれる。』
(中略)
『それで、兄さんは軍人に適(む)いているとご自分でお考えですか』
『そう考えている。むいていなければさっさとやめる。人間は、自分の器量がともかくも発揮できる場所をえらばねばならないない。』(第1巻197~198)
*********************
毎年、天皇誕生日は営業日で、社員には12月最初に代休を取ってもらっている。
年賀状の原稿が出来たら、次は名簿管理で、具体的には名刺入力である。ところがここで大失敗してしまった。昨年のデータを消去してしまったのだ!日付を見間違えたのだ。
簡単に説明すると、1月9日と1月29日のデータがあったので、1月29日の方が新しいから・・・・と1月9日のデータを消してしまった。
しかも、ご丁寧にも、バックアップの方も同じ処理をして、消去した。
一見、これで良さそうだ・・・しかしそこに落とし穴があったのだった。
29日のデータは一昨年ので、9日のデータが去年、つまり新しいデータであったのだ。
年数を確認することなく、最後の日にちだけ・・・いや年数も見た“はず”だった。だが2009年1月9日と2008年1月29日をよく認識できなかった。
少なくとも、削除せずに、名前を変えて過去データと共に残せば良かったのだった。
***********************
それから、あちらこちらに、更なるバックアップが残っていないかを探し回る。別のPCや別のUSB・・・しかしどれも徒労だった。昨年だけでもデータ入力は大変だったのに、今年は2年分をしなければならなくなってしまった!
ショックは隠せない。それと同時に、日常で名刺管理が出来ていない反省をする。課題は日常のメンテナンスである。しかし、名刺は片っ端から入力してゆくものでもないので、これを緩やかな基準で、継続可能な方法を併せて構築しなければ・・・と考える。
***********************
夕食を挟んで、昨年入力したであろう名刺などを探し出したりで大変。そんな作業をしつつ深夜には、74才で病身ながら精力的に活躍する演出家の蜷川幸雄氏の無名の若者に対して演技をつけるエネルギッシュなドキュメントに感じ入る。特に、泥を使う工夫などは、その気にさせるという意味で参考になる。
大失態を取り戻す必要からも禁酒にして頑張り、午前1時半頃就寝する。