6時半起床。今日から次男はセンター試験。妻が送迎してくれるが、バックアップ体制で臨む。彼女も私の執筆のことを考えて、なるべく自分の中で処理をしようとしてくれている。有り難いことだ。
しかし、それに反して論文の執筆はなかなか捗(はかど)らない。苛立つ。
『ウエイクアップ』『ヴィジョンe』を立て続けに見つつブログ書き、ワタミ社長の日航再建に関する「経営は格闘技」の言葉や稲盛CEOの京セラとの文化の違いの発言に同感した。
また、古代建築の「遊び」があるから地震に強い という宮大工の発言にも、いつもながら、人間の軟構造に等しいものを感じている。何故なら、人間もまた自然の生き物だけに余裕がないと「揺れ」を受け止めることが出来ないからである。
常々自分を追い詰め追い込んでやり進むが、これも過剰になると遊びが無くて折れてしまう。遊びはしなやかさでもある。幸い、私はこれが出来ているかと思う。その調整弁は、マッサージや睡眠や映画やビデオの鑑賞であろう。
自己を造り上げてゆくイメージとしては、「竹」が良いのだろう。硬くしなやかを共に備えている。その為かは分からないけれども節目を作ることも必要なのでしょう。中が空洞なのは、「色即是空 空即是色」に通じるようにも思えます。
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10時から新幹線予約などした後、論文の推敲に入る。途中、渡部昇一先生のデフレ理論を読んで、経営方針を再度固めたりする。
HPの有料相談にあった件で返信をする。時折、この手の相談があるのだが、いつも困る。返事に数時間も要する。今回もそうだった。具体的な質問でないので一般論でしか返答が出来ない。すると料金請求できるような返答は書けない。失礼がないように言葉を選びつつ書くと、結局、数時間掛かってしまう。
しかも、この手の質問者は多くの場合、返信してもお礼の返事すら来ないのである。
これら庶務を終えて2時45分から再び論文に向かい、既筆分を読み直し、さらに先行研究の言葉の使い方を検討する。
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5時に出発する。論文検討の中で浮かんだアイデアにしたがって、蔵書の中に適切な本があった。それは特別清算の書籍で、これを携えて電車の中で読む。
6時からのトータルパースンクラブの新年会に参加するためである。当初は日程自体は空いていたが、論文などの執筆が立込み、欠席したかったほどであった。
しかし、申し込んであるし、やる気のある方々と接するのは自分の気分高揚にも資するだろうから・・・とちょっとだけでも参加しようと考えた。この時間帯にもう1件の会合に出るかどうかも迷いつつの参加となった。
会場は名鉄レジャックである。できれば、この上の階にあるサウナに入ってマッサージを受けたいのだが、時間がないし、明日はセンター試験の2日目なので帰宅しておかねばならない・・・と思いつつ顔を出す。
日頃、参加していないので、顔見知りの少ない集まりである。着席した周りの方々と名刺交換したり、今年の目標を色紙にいち早く書き、会話に務める。
しかし、途中から疑問を持ち始めた。元々、この会の人々はやる気の有る方々集まっていらっしゃるはずなのに、名刺交換で名刺を持ち合わせていない方や、交換しても殆どその後の会話にならない方が続いたのである。例えば質問に対して曖昧な答えしか帰ってこないと、どうしても、会話が途切れがちになる。
「どんな会社ですか?」「***関係」です。この**が通常は怪しい会社などが入るわけだ。例えば金融関係と言われて、それ以上話されないと、こちらはどうしても危ない会社を連想してしまったりするし、それ以上こちらから問い詰めるのは失礼かと思い会話がギクシャクする。
名刺を持たない人は、それでもって、代わりにちゃんと名乗るかと思えば、まったく名乗らない人までいるのには驚いた。そして、旧知の人だけと話している。この手の異業種の交流では、そのようなスタンスでは勿体無いとおもうのだが・・・
まあ、当初から顔を出す程度だけでもと思っていたこともあったし、論文に追われていることもあったので、ここらが潮時と考え、まだウーロン茶と料理も3品程度しか出ていなかったし、各自が色紙に書いた目標を1分間話す時間も到来していなかったが、中座することにした。
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帰り道に、サウナに寄る事も諦めた。そして何のかんのと小一時間いたので、今から移動して青税の研究会に参加するのをどうするか改めて考えた。とても良い尊敬する先生なので、どうしようかと迷ったが、今からだとほんの僅かしか聞くことができない。結局、諦めることにした。
8時に地元駅近くのサークルKで、宴会を中座したので、何やら食べたりない気がして、夕食代わりのライトヌードルなどを買って食することにした。
次男がセンター試験1日目を終えてきたので、一言だが労を労って、9時からリストラ請負会社のドラマの『君達に明日はない』を鑑賞する。中々面白く、期待させる。日本では法律上、このような会社は禁止されているので架空の設定だが、その人間模様は考えさせる。
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10時から入浴で、その後、妻と長期出張の際のクリーニング枚数の打ち合わせをする。その後、『出社が楽しい経済学』で「コミットメント」の再放送録画をチェックして、コミットメントとホールドアップに対しての対策についてパラパラ2の構想に加えることを検討する。
つまりホールドアップ対策に対しての経済学の教えは「回収できないコストは諦める」というシンプルなものである。ただし、これは資金を考えていないことがパラパラ3の課題と出来るところだと思った。
さらに、『トップランナー』でボクシングチャンピオンの西岡氏のインタビューを聞きながら大きなヒントを得た。これもパラパラに活かせるもので、「全てはバランス」との格闘技の基本と経営は同じであり、特に下半身の筋力アップは、教育に通じるものである。