7時45分起床して読んだ、朝刊の『私の履歴書』ユニチャーム会長の高原氏の「あがり症」ではリーダーの資質を教えていた。
小学3年生の時に級長になった際の失敗談から『単にリーダーが旗を振るだけでは誰もついてこない。リーダーの要望をうまく仲間に共感をもってもらうような話す力、伝える力が必要で、それをわかってくれる雰囲気づくりも大切だった。でも自分には身に付いていなかった。』
『気落ちしていると担任の先生がこう諭してくれた。「世の中にはいろんな人がいる。いい人もいれば、いやな人もいる。でも、いやな人も人間だ。そうした人を避けてはいけない。大人の言葉で言えば「清濁併せのむ」だぞ。高原」。
このことが本当に理解できたのは60を過ぎて経済団体活動をしてからだ。仲良しなだけの組織はこぢんまりとして不思議に活力が欠けてしまうことに気がついた。自分の意に染まらない人がいても1つの目標に向けて組織を束ねていく胆力を持つのがリーダーというもので、器量でもある。』
自分には、まだまだ遠い言葉だ。その器ではない。それだけの器にしてゆくのか、自分の器に合わせた経営をすることだが、同時に鍛えて行かねばならないだろう。
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節税計画とプラスαの計画を組み合わせるスキームの構想と並行して、自社決算が遅々として進む。調査対応が重荷になるだろう。
東京の先生から電話を頂いたのは、昨日の質問メールへの返信だった。重要な気付きを得ることができ、一気に進みそうな気がした。しかし、コストは高い。果たしてクライアントが承諾してくれるだろうか?もっとライトな案をこしらえるべきか?逡巡する。
一方の自社決算については、幾つもの心理的壁があることを見出して、それを未来のために決算マニュアルに書き加える。こうしてマニュアルは毎年行数が増えて行く。
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お客様から吉報がもたらされた。法人会で拙著の『パラパラ会計』をまとめて買っていただけるとのことである。合わせて、原稿を1枚書いて欲しいとのことで快諾する。
さらに、出版社から、吉報の電話が鳴った。2月発売の『事業承継に活かす従業員持株会の法務・税務』の増刷が決まったのである。異例の速さである。本当は僅かながら誤字など直したい部分があるのだが、その暇がないし、出版社も思いの他の好調さに売れ時を逃してはならじと、早々に増刷に入らねばならないとのことで、誤字等の修正は見送ることとなった。
世の中の不況、特に出版不況は大変ななか、5,000円を超える書籍の増刷は有り難いとの出版社のお話であったが、その言葉は、私の身にもまるで慈雨の如く染みるものだった。
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夕食後に数本のメールを書きつつ『クローズアップ現代』では、介護の現場で、口を通して食事する大切さを、「胃ろう」すなわちチューブで食道に流し込む方法と、点滴による方法との3つの方法の寿命の長さを比較していた。
こんなにまでも、経口食事の大切であることを見せ付けられるとは。食べることに関わる筋肉の連携が複雑・高度でそれが退化するとき、生命すら危うくなるものなのだ。
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新製品開発が連日続いている。今夜もそうだ。その合間の1時間に自社決算をする始末である。再建にかかわる団体にその詳しい方がいらっしゃると思い、質問のメールをして、さらに深夜まで2時近くまでやり取りが続く。
並行して、『ルビコンの決断』ではローソンの新浪社長の100円生鮮コンビニの決断と実行や、島根県の益田自動車学校の番組を見る。後者は数年前には長男に薦めたものの実現しなかったが、次男が大学合格すれば薦め様とおもうのだ。
2時過ぎの何か知らない番組では、おこっぺの牛乳が取り上げられていた。3時近く就寝する。