７時半起床、朝食・朝ドラの後『朝イチ』でふる里納税と車中泊の特集を鑑賞し、９時１５分に朝食会場に再来して珈琲のみを飲んでから出掛ける。このやり方だと自分で淹れる必要がない。
午前は民法相続の研修を受ける。研修後に笹岡先生の近著が出たのを見出したが重いので荷物が一杯（30kg）だから今日は購入は諦めた。
武道館では東洋大学の入学式が行われていたので凄い人込みである。そう言えば桜が綺麗だ、満開だ。よくよく考えれば千鳥が淵の桜はここだと気が付いた。
TVのニュースや、さだまさしの歌で見聞きしている千鳥が淵の桜はここだったか！
マンモス大学のアルバイトが歩道を上下の一方通行にするため、中央に縄を持って立っていた。
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往復、半時の間、桜見物を済ませると、新宿へ向い、ここから湘南新宿ラインで大宮へ向う。
親族外承継の研修に参加する。拙著のテーマともなったそれには、第2部で、東京投資育成さんも講演されるので丁度よかった。
第１部の前半は基礎的な内容だから、内職に中部経済新聞の原稿を執筆する。イラスト部分は、出張先では描けないので、戻って描かざるを得ない。そうすると広報部会にギリギリだ。
4時半に終了して再び新宿に戻る・・・ところが、帰りの切符をホテルに置いて来た事を気が付いた。仕方なく、スイカで乗る。
しかし、それが却って幸いし、池袋下車で山手線で高田馬場のいつもの王将に向かい夕食を先に済ませた。当初予定では、映画終了後に立ち寄る予定だったが、それだと遅くなる。
再び新宿を目指し、ピカデリーで切符を求める。6ポイント溜まっていたので、アカデミー賞の『ハートロッカー』を観るのが当初の予定であったが、原稿に追われている間に上映が終わってしまった。
代わりに観ることにしたのが、『インビクタス 負けざる者たち』である。
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上映時間までの半時近く、迎えの紀伊国屋本店で在庫チェックをして戻る。6時10分に戻り鑑賞する。この映画は南アフリカの元大統領ネルソン・マンデラの大統領就任期の実話で軟弱サッカーチームがワールドカップで優勝する奇跡の物語である。
主演のモーガン・フリーマンの重厚な演技と相俟って、静かなる感動が押し寄せる。マンデラの演説は2回あったが、どれも感動させた。
前政権に27年間も投獄されていたにも関わらず、「赦しが魂を自由にする」との言葉は、ぐっと来る。「今は卑屈な復習を果たす時ではない」は、既に権力を得て実質的に勝ったのだから、これ以上求めなくてよいのだ。
それは、私のかつてした赦しに共通していたから、思わず涙が出た。それも、“これ以上は追い詰めるな”というものだった。
実質的にもう勝っている。相手も頭を下げている。それをこちらの調査の結果を傷口に擦り込むことまでしなくてもいい・・・事実を明々白々にできないが・・・それで納得する。自分のためではなく、ただ赦すために・・・
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解説の松本仁一氏の紹介文を若干引用する。『囚人の多くは終身刑で、落ち込んだり、生活が荒れる者が多かった。しかし、マンで粗は服役中、絶望して境遇を嘆いたり将来を悲観したりすることは一度もなかった。つねに自分を失わず、笑顔と遊び心を持ち続けたという。』
そして、もっとも重要な、タイトルとなった詩
イリリアム・アーネスト・ヘンリーの詩『インビクタス 我が負けざる魂』の最後の部分・・・
「私は我が運命の支配者 我が魂の指揮官なのだ」
まさに経営計画の魂と同じだ。
さらに、本映画の本質である「リーダーシップ」は、自己の心・魂･精神へのリードする指揮官として共通する。
映画の中でも、リーダーができることは、特別な思いでを作ってやることだとする台詞が出てきて頷く。
エンディング･タイトルがロールし始めて、監督がクリント・イーストウッドだと分かる。あ～そうだった。それでこの映画を観なければ・・・と先日思って、今日に至ったことを知る。
8時40分に終えて、高田馬場までもどり、東西線でホテルに戻り、充実していた今日の研修やその他のことを愛でながら飲酒して、入浴、就寝する。