7時起床。MLでの共同出版の原稿形式と分量についての問い合わせに返信して朝食を摂る。今日はGW明けの登校日だ。昨夜のWBSと『篤姫』の脚本家、田淵久美子さんの「もっといい女になれ」を見ながら請求書作成業務をまず済ませる。
田淵さんは来年の大河ドラマ『江(ごう)』の脚本を執筆中である。織田信長の妹、お市の方の娘である。
所長室の南で人影があるので、今年初めて明けた南窓から見てみると、そこに妻の姿。そして、数十はあるだろうか、菖蒲かカキツバタか分からないが・・・見事に咲き揃って、切花として摘み取っていた。
思わず声を掛けると、数本を事務所用に手にくれた。ガラス花瓶に活ける。社員は、さすがにもう不用となった赤外線電熱器を収納してくれた。
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10時40分から、経費節減のためホテルキャンセルが続く。そして原稿に戻る。そして午前中に1本の草稿を脱稿して、早速ML上に公開して、執筆者の参考に供した。
昼食後、10分の仮眠で半から次の原稿に取り掛かる。構成はこれまでの推敲から比較的簡単に組み立てられた。
そこで、小さい原稿ながら締め切りの迫る中部経済新聞の原稿に、1時過ぎから移ることにした。
半時余りでワード原稿を書き上げ、続いてイラスト作成に取り掛かる。PCの動作が異常に遅くなり描くのに時間を要してしまった。4時終了で早速送信する。
非訟事件の原稿に半時ほど戻って「修正税務時価」のネーミングをして、一旦区切る。来週に迫る事業承継スキームの検討を先にすることにした。
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途中、5時に新規保険会社の営業マンがアポに従って来社。本来はお会いしないのだが、一度だけはチャンス(命の時間)を与える積りで、アポに応じておいたものだが・・・言葉がどうも・・・という部分があって、気に障る。「データを持ってないのか!」と思う。
名刺交換だけの約束だから、絞り込んで、他社より優位なポイントだけの解説を5分で聞く。
5時50分の終業までスキームの検証を行うが、これが疲れた。夕食後に仮眠休憩で7時まで居間で過ごす。
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ニュースを途中で切り上げ、娘が行って見たいといっていたグランドキャニオンの特集を教育TVで鑑賞し、渓谷がどうやって形成されたかコロラド川とのパワーと太陽の力の合作であることを知る。
運動を兼ねて外出することにした。8時閉店時間ギリギリの酒ビッグに到着し、つまみの豆とペプシゼロを買い、昨夜売るのを諦めた書店に本を処分するために向う。レンタル会員制度の比較のために途中のゲオでチェックし、入会が無料なので摂り合えず入っておく。
借りて見たりする余裕がないので、そのまま出てきて、本の販売は迷っていたが「置いておいても仕方がない」と意を決して三陽堂に向う。
運ぶのに重いので入口に近い駐車場に停めた。昨夜はこれもGWで遠かった。全集ものは駄目だと知ったので、絵本全集は運び出さず、その他の十数冊のみを持ち込んだ。ハリーポッターや、専門書である。
結果は、6冊で360円。残る6冊ほどは処分のため引き取ってもらった。
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8時45分に戻り、ブログを書く。ニュースを見つつ、大阪訪問アポが2件取れたことに関連し、出版に関する問い合わせのメール返信など書く。どうしたら売れる本が書けるか・・・それが分かれば私が何よりも知りたい。簡単だか難しいというのは、新製品開発と同様である。
1時間後に入浴し10時20分から焼酎の水割りでやっと一服する。
GW中に磨きこんだワイングラスで、飲んでみると唇当たりが「これほど違うのか!」と実感できた。唇を滑らせて感触を楽しむほどである。指ざわりも違う。
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来週の東京のお客様との待ち合わせ場所とスキームに関する質問をメールした。
『仕事学』では作詞家の秋本康の発想法を学ぶ。先程の出版企画に通じる。インタビュアーの勝間氏と正反対の発想法は寧ろ私に似ている。
だから、綿密な計画は立てない。好奇心が自分のレーダーである。しかしそのためには遊ばねばならないが、その暇がない。短時間で遊ぶ(=学ぶ)のはビデオを見ることと成っているのはいささか寂しい気もするが、現状では仕方がないし、好きだから救いだ。
「記憶に残る幕の内弁当はない。」「発想法を学ぶなら一行日記」など参考になりつつも、既に実行しているものの表現であった。
11時前から、溜まっているビデオチェックをする。『ターミネーター』は先々週はとうとう見過ごした。取り敢えず先週分だけを見ることにするが、WBSが始まったのでそれを優先する。するとまた見れなくなる可能性がある。
CMの間に再生して並行して見て、見終える。次回、つまり今週の週末が衝撃の最終回という。先々週の見逃した回はレンタルで借りなければ・・・1時頃就寝する。
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出版はとても難しいものですが、ある意味、簡単でもあります。
本も商品ですから、基本的に売れることが大切です。
出版するだけなら、或いは、1冊だけ出すなら、歌手の「一発屋」と同じです。
それでも大変なメジャーデビューです。
まして、それをヒットさせるには・・・また、ヒットさせないと、刷を重ねることや、版を重ねることは出来ませんし、次の依頼や、他社からのオファーも、講演依頼もありません。
それは、作者が既に有名人である場合を除き、ひたすら「売れる」・・・つまり「読者が買う内容」と「営業方法」でなければなりません。それは、どんな商品にも共通のことです。
だから総論では簡単なのですが、各論では難しいのです。
ニーズの分析から始まって、どう表現するのかを必死に考えて表現しなければなりません。ここでも、他の商品とまったく同じことです。
それは、作者が最も汗して書かねばならないところです。
作者が最も内容を知っているはずですから、これをプロデューサーとなる人がいる場合には、一緒に煮詰めなければなりません。
つまり一言で言えば「企画力」です。そして、それを現に筆で表現する「表現力」です。
それでも・・・いい内容でも売れないことはあります。
つまり、売り出し方や営業が駄目な場合です。
何せ、タレントや歌手、漫才でヒットするのは数百人に一人で、本は、それ以上に毎日数百点が出版されますから、勝ち残る(読者を得る)のは熾烈な戦いとなります。
ご存知の通り、最近は、その厳しさに拍車が掛かっています。
さらに!売れても、出版社に利益が出て喜ばれますが、必死に考えるためと、その実行に要する制作費(作者負担分)で、赤字になることが多いのです。
私の場合、「自分の勉強」と「好きなこと」だから・・・というので、やっていられますが、講演がなければ全くの大赤字なのです。
これらについては、とても書き切れるものではありませんので、お会いした折に少しでもお話できればと思いますが・・・でも、聞いたからと言って、大丈夫というものでは当然ありません。
そんな方法が分かっていたら私が教えて欲しいくらい!ですよネ!期待せずにお待ち下さいませ。
****この方(会社)は講演依頼を受けた方なのでお会いした時にもっと話す予定。