7時起床。今日は夕方から雨との予報を次男の登校に役立つように妻に見せ、8時半に出発する。午前の講義に役立つMDで勉強をしながらJRと名鉄は立って行く。喫茶に入って週刊誌チェックをしようとしたら、GW明けの連休であった。
そこで、コンビニでCCレモンゼロを買ってスクールバスのバス停で30分立ったまま、勉強をする。
事務局に行って、まず本日分のレジュメのコピーをして最終検討をして臨む。午前の講義を終えた後も暫く他愛無い質問と回答のやり取りが和やかに続く。しかし、それが重要なのだ。
今回は映画の話から、生き方にまで及ぶ内容だが、どれだけのことが理解されるか、そして、相続の最大のポイントは思い「相」を、続ける「続」たることが、その「相」は当然に、良き相でなけらば、自らを毒することになることを・・・
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地下鉄の中では、名鉄の旅行プランのパンフレットを読み、家族旅行計画を練る。
午後の大学院の講義は、やっと冷房が入っていた。西日が入る教室だが、皮肉なことに、今日は本曇りだから良かったが前回などは暑かった。
午後からはどうしても眠くなり学生も大変だ。40分余り経ったところで小休止を入れたがもう少し早く休憩を入れることを次回から検討する。
休憩後に、前期講義日程の内に2回が研修と重なるため、受講者と相談して代わる補講日を決め、講義後に教務課に届けた。
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ここまで、電車内でビスケットの昼食を食べる15分を除き、ずっと立っていたので疲れて急に眠くなってきた。地下鉄とJRでそれぞれ仮眠を取る。帰社は4時半前となる。
疲れ切っていた。昨日冒頭1分のみを見た『こころの時代』は「笑いと涙で伝える仏の教え」の続きを視聴する。今回は少々変わっていて藤野宗城氏の『節談説教』である。
節談説教は説教に歌謡性を持たせて、兎角固くなりがちで、難しい説教を聴き易い形に変えて檀家の方々に教えを説くために工夫されたものである。節談に重要なのは「一声、二節、三男」だと言われる。私にはどれも当てはまらないな~。
藤野氏の言葉。「やはり内の住職の説教は、ありがたいな~と言って貰えれば最高だ。」「節談説教を磨くには『聞け、書け、語れ』である。」これは私も正しく実践していて「思い付きで語っては駄目で原稿にして語ることだ」と納得の言葉である。さらに「『この先生のあの話が聞きたい』と言われれば一流。」とのこと。
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夕食後、どうせ疲れて出来ないなら、HDを軽くするために『スターウォーズ クローンウォーズ』を鑑賞して消すことにした。
見ているうちに、名古屋大学法科大学院から今年も集中講座の開講依頼が届き、お受けするために、8月下旬の日程を検討する。これに今回、出版するパラパラ会計第二弾をテキストとするので、企画を立てた。
また、随分前にお取引のあった生命保険の支店長へ久しぶりにFAXを頂いたのでお礼メールを書き近況を伝えた。
『クローンウォーズ』はいつからだったか、シリーズの途中から見ることになったのでストーリーが分からなかった。最近序々に分かってきたが、今回のパダワンの登場の場面でさらに分かった。1時間半見て、直ぐに消去した。
DVDに保存して置きたいとも思うのだが、DVDのダビングでの再生不良が頻発しているので、最近はどんどん消去することにしている。
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今夜の『カンブリア宮殿』のエーワン精機は何もオンリーワンの技術ないという。しかし何故真似ができないか?梅原勝彦社長は「全部真似できることばかりですよ」と事もなく言う。
最強町工場の主力製品は「コレットチャック」で、経常利益率40%は桁外れで、粗利益と見紛う。しかも社員には厚遇だ。だが社員が優秀なエリートでもない。収益力の秘密は「短納期」にエネルギーを投入してきたことで、これが具体的な収益力だ。
問題は、その実現の仕方である。「短納期」と言うが、殆どの納期は「今日中」。つまり受注日に完成させ発送し、翌日にはお客様に届くのだ。その速さの秘密は・・・
1.「アナログが早い」ディスクにPCがない。手書き伝票を短冊状に挟みで切り、エアシュータで現場に送る。1分少々で加工現場に到着する。
2.「半完成品」 全工程なら3時間だが7割り程度の仕掛品の最終加工を40分で完成させることで短納期を実現している。
これがお客様に受けて、シエア6割を実現している。当日発送の意味の顧客側での重要性は高く。安いより短納期が喜ぶ。
つまり、製造業では「高品質」「納期」「適正価格」がポイントだが、品質がいいのは足り前で、利益を度外視すると安定的に供給はできないので適正価格を維持するために、残るは、納期のサービスに特化した。
さらに、これらを実現させる下支えが、社長の「社員は家族」との意識だ。梅原社長は、およそ家庭的でない家庭で育ったからこそ、社員には幸せな家庭を物心両面で持って欲しいと思っている。社長は12歳で丁稚奉公に出、学校出てないから独立しかないと考えたという。
社員は子供だから当然に「終身雇用」で、月次決算の20%利益還元のボーナスとする。余りの厚遇に兄弟、親子で勤めている社員も多い。
番組では、売上日報の赤字伝票の赤字理由を社長が問い詰め同じミスが出ないように潰して行く姿が報じられていた。「利益はお客様から頂くご褒美で製造業もサービス業」という。
しかし、番組では報じることがないが、それらは記帳システムが出来て、素早く利益が掴めるシステムがあるという当たり前のことが前提となっている。
そして、業績の記録も経理がやったのでなく社長自らが書いているし、その継続が大切で、数字を見逃さないのは当たり前という。言わば正論の実践である。
「不況の時は好況の時の準備として、投資をしてきた。」「周りにも利益を上げさせないとあきまへんで」「次の世代の人のために 特別なことは何もしてません(が基本をチャンとやっているという指摘がなかったのは残念)村上龍がいう「真似出来ない」というが、実は真似できるのである。
村上氏は、この会社を褒めつつ、ほとんど絶滅寸前の天然記念物だという。そして真似できないというが、梅原社長は真似できるという。その心は、つまりは、真似が出来ることだが、真似るためには、経営者の意識転換とそれを可能にする会計システムがあってこれが裏支えしていることだ。
これらの実践サポートは我々の仕事だが、地味な部分だけに中々理解されない。さらに会計人にあっては、そのことに非協力的な人さえいる驚きである。
そして、その社長の意識と仕組みがあれば、この奇跡が起こせるかというとそうでもない。何よりも社長の先見性が収益確保のポイントを押さえていなければ、労多くしてに終わることだろう。
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『めざせ会社の星』では「スピーチ術」で、番組の中のコメンテーターが「裏切って行く」との表現をされたのが印象的であった。ベッドに入って直ぐに寝入るほどに疲れていた。0時頃だったろうか。