土曜朝、いつもと変わらず起きて、9時半から家族で出発する。愛知県の最高峰「茶臼山」に満開の芝桜見物である。最高峰と言っても1461ｍだったかで、長野県との県境にある。
ナビ登録は昨日やっておいたが、これがド坪に入る結果となる・・・・
茶臼山へは、愛知県ルートと岐阜県ルートがあった。後者の方が10分以上時間が短いのでそれを選択した。ところが・・・細い山道をクネクネと登り切る直前「通行止め」（3月15日～6月末）との立て看板にぶち当たった。
同じくナビで登ってきた後ろの車も次々と網でも引っかかるように、前1台、後ろ２台連続でＵターンする。
インサイトのナビだから最新のものだろうが、工事情報は入手できなかったのである。ここから戻ると大変だ！山の麓まで戻って・・・と頭に描きながら戻る・・・
結果的には、ナビが新ルートを探し出し、長野県回りで登ることになる。
途中、1時半近くになったので昼食を客留まりの良い食堂のようなお土産店に入って、掛け蕎麦などを食す。
妻は山菜そば、娘はやまかけうどんにしたが、後に「そばにしておけば良かった」と感想をもらすことになる。長男は私と同じく軽くそばとしたが、茶臼山での、桜丼か何か限定品を食べたいと思っていたからだった。
結局、3時間40分のナビ予想だったが、大回りしたこともあって4時間半掛かって1時45分に到着した。
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休暇村に車を停めてフロントで、どう歩くかを聞く。徒歩10分ほどで、ロープーウエー切符売り場に到着する。往復500円で、待ち時間は20分。冬はスキー場であるこの山はロープーウエイも乗り出がある。往きは妻と帰りは長男と乗り会話する。
特に、長男とは、試験後に今後の勉強の仕方などを私の体験で役立つことがあれば・・・と伝えた。しかしこれらは“自分で”「ああ、そうか！」としみじみと掴んで行くものでしかない。
また、来週に上京時にＴＡＣの上級コースの説明会に参加してくることを伝えた。勿論、既に彼は申込み済みであるが、親として、今後のスケジュールを含め何らか情報を集めておくことである。
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ロープーウエーで山頂に登る直前に芝桜が見えてきた。快晴だが、流石に風があって少し寒い。カーデガンを着込んで丁度良かった。
さらに高台に上がって眺める。芝桜の畑の外周は夜間の害獣防止のために高圧電線が張り巡らされている。
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半時余りの鑑賞後に戻ろうとして、ロープーウエーの下の横を歩いていると、頭上で叫び声が聞こえてきた！
その声は女性で奥様らしい方が、１つ前のゴンドラに乗っているご主人へのものだった。女性は、乗りながら撮影をしていたのだろう・・・「お父さん～！！カメラのケースを落としちゃったぁ～！！」
少しの崖を登れば、落としたカメラケースがあるようだったので、私は駆け上がった。そこには偶然にも他の男の子が居てカメラケースを拾っていたが、小学生の高学年らしい歳であったが、彼はどうしていいのか判らず呆然としていた。
彼の手から受け取って、落とし主の奥様から２つ後ろのゴンドラの年配の紳士に背伸びすれば届いたので「２つ前の人に渡してあげて」と渡すことに成功！
今、振り返るとまるでスローモーションのように蘇る。良いことをして上げられた喜びを得ることが出来たと同時に、「困った人を助けたい」という人間の性を確認することができた。
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下に降りてきて売店などを見て歩く。長男を除く３人はアイスクリーム350円を食し、休暇村に徒歩で戻る。
当初７時の夕食を６時に変更して貰いチェックインする。次男の分をキャンセルしたが、部屋は２つのままなので、私は長男と組むことになった。
まあ、子供とは言え、年頃の異性を一所にする訳にもいけないが、夫婦別なのは寂しいものである。
風呂は、温泉でもないから、普通だが、景色がいただけない。目隠しで外が全く見えないのである。入浴後、半日近く運転してきた疲れを取るためにマッサージ器に掛かったが、これがいけなかったことに翌朝気付くことになる。まだまだ人の手には敵わない。
夕食までの間は、娘は部屋に一人にして来週となるテスト勉強にあたらせ、妻も我々の部屋に来て、休憩していた。
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６時からの夕食は、緑が見える景色の素敵なレストランである、向えの草山に放牧された牛が見える。
長男と娘は「幻の味」と名付けられた豚しゃぶで、夫婦はまあ、普通のデラックスな和食膳である。娘は豚が好きなので１週間ほど前に変更になったのだった。
そして、その場で追加したのが長男の御所望で、「馬刺し」を２皿だが、食べ慣れないものだけに娘は顔をしかめた。しかし、これもしゃぶしゃぶにすると、独特のぬめり感が取れて食べ易い。
私はビール1本を頂いた。息子は飲みたいとは言わない。
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夕食を終えてから、娘がテスト勉強を終えてＴＶで映画を見るといっていたので『ＳＥＸ＆ＴＨＥ ＳＩＴＹ』だろうと思った。そこで私もブログやメールを書きながら見ることにした。
元々、見たいと思わない好きではない作品だが、今回第二弾が公開されることになり、ある意味、世の中に何が受けているのか探るために鑑賞することにした。
9時から11時半近くまでの映画はそれなりに見ることは出来たので、まあまあ面白くもあったが、大したことも無い作品でもあった。確かに芸能界の女性たちに受けるのは判るが、キャリアガールと投資会社の経営者との恋と結婚がベースで、余りにかけ離れた世界というのが正直な所だろう。