3日目の朝食は洋食としたが、昨年と変わっていなかったトーストのバターの改善がなされていないのにガッカリした。チェックアウトして9時からの研修に臨む。
チャプター3を知る。先生の講演中の沈黙が気になる。昼食後には20分間のミニ講演であったが、東大名誉教授の金子宏先生の講演も聞けた。
4時に終了し、バスで駅へ移動し、これまた予約の1本早い列車の1号車に乗って東京に戻る。
電車の中で、別車両に乗っていらっしゃったN先生とメールやりとりする。そうこうしている内に、小生の8月4日の講演の案内がBACの事務局から配信されてきた。
当然、別車両のN先生にも同時に届いたので、早速、そのことのメールが入る。並行して、11月の講演の主催者との打合せもする。
*********************
東京に到着後に、講演主催の会社から、東京の会計事務所の抱える事業承継案件を手伝って欲しいとの依頼が飛び込む。
恐らくは私の講演を聞かれてとのことだろうと思う。このような話は時折ある。会計事務所の顧問となる場合や、共同で行う場合がある。
えてして、このような案件は急ぐので、早速、上京日程をお知らせした。
***********************
東京駅で新橋に向い、6時過ぎに小雨の中、王将で夕食を摂る。本来は有楽町からの方が近くて早いが、新橋駅からトボトボと歩く。第一ホテルからさらに有楽町へ向うと、とある超有名なホテルに進む。王将との落差は天と地ほどあるが、それぞれ理由がある。帝国ホテルでは商談に使うことにしている。さらにリベンジを期して、それを視覚化するためである。
ここにはコンビニなどは見込めないので、ガード下を潜ってナチュラル・ローソンで飲み物を買ってから、19時頃にチェックインする。
高層タワーのタワー館が出来てからここにくるのは初めてである。宿泊者のみのカードを差し込んでしかタワー館には入れない。
重厚な客室は満足いくものである。骨太のコンクリート柱を隠すようにデラックスなカーテンがあり、窓下は鉄道ファンなら病み付きになる8本のJR線が行き交うレールを見下ろす。ラッシュ時には数本が同時にすれ違い、1本も電車が通らない時間を探すのに苦労するほどである。
N700系の新しい車両ほど、天井の白さが生物のように目に映る。
***********************
ワールドカップで2得点を挙げた本田選手が母校の星陵高校に凱旋し、「夢を持つこと!」といい「たとえ実現できなくても目指すことに意義がある」というと、こりゃ説得力が違う。後輩達も「夢を」「大きな夢を」と口々に言う。
私も勇気を貰った。それは何か?と考える。夢と言うとき、実現できない深遠を間に無意識に描くが、それを飛び越える気持ちがなければ求められることになる。
イメージはその深遠は幾つも幾つもあり、徐々にその幅が広がるが鍛錬で脚力を増すことで、徐々に飛び越えることが出来るようになるのだ。
**********************
その具体的な番組も今夜見た。グラン・ジュテ~私が跳んだ日「韓国パッチワーク ポジャギ」ポジャギ作家…李京玉さんだ。可愛い人である。が、その可愛さが一般化に当たって、同時に問題だとも思った。
そのポジャギは、韓国のパッチワークスで、まるでテンドグラスのように美しい。その伝道師となった女性は、嫁いだ日本で孤独な日々を送っていた…。何が彼女を覚せいしたのか?孤独感と一言で表せるであろうか。
************************
こころの遺伝子~あなたがいたから~「技術の前に人間を磨け」は、プロ野球・楽天の名誉監督で、野球評論家の野村克也さん。
下位球団を次々とよみがえらせ通算1500勝を達成、3度の日本一に輝いた名将である。「人間力」を重視し「再生工場」の異名をとる野村さんの野球哲学の原点には、高校時代の恩師・清水義一さんの存在があった。
最初はまったく野球に関心がなかった清水さんだが、野村さんの大胆な行動が運命を大きく動かし、野球人生を変えた。まったくその戦略性は素晴らしい。
************************
教育TVの論説番組で、偶然に寺崎百合子氏の「Books」を聞く。題材が「本」という珍しい画家で、主に図書館で整然と並ぶ本の静寂を描いていらっしゃる。本人のお話の中で「5歳以前の自分は本当の自分」というフレーズが琴線に触れた。