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大阪大回り+講演で大失態+譲歩したのに驚きの返事

3時56分起床で、昨夜の間に届いていた重要メールに「対策」を4つ考えて送信する。集客が好ましくないとのことにカンフル・トークを書いたのだ。駄目なら駄目で指を加えていていてはいけない。何なり、出来る対策を講じるだけだ。

これに2時間余りかかる。しかし精力を使い過ぎて疲れた。出張準備を慌ててして、6時40分出発

今日は朝から大阪だ。しかも超多忙だ。

大阪講演に合わせて、昨日急遽思いついてアポイントを取ってのが、9時の訪問先だった。講演は夜からだから17時も候補に上げたが、先方の希望が9時であったので、講演までの間は、書店営業とFICのセミナーに参加することにしていた。

しかし、書店営業は、今朝のメールの集客状況の芳しからざることから、見直しとなっていた。

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9時の訪問先は半時余りで、ご無沙汰の挨拶と近況報告となった。近況と言えば、著作権侵害が再びとの話になる。

先方からは、先回のM&Aがらみの営業がリーマンショック以来、株価が下がり立ち消えになっているとのことであった。恐らくそんなことだろうと予想もしていたので、前回から余り押すことはしなかった。

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訪問を終えて、駅の方向に戻って、新幹線駅の近くのホテルに荷物を先に預ける。10時15分過ぎに地下鉄に乗ろうとした時に、ふと壁に貼ってあったポスターが目に停まる。それは「サントリーミュージアム ハッブル宇宙望遠鏡3D」である。

急遽予定を変更して、博物館に電話して確認し、移動時間が間に合うかも問い合わせる。

しかし、少し間に合わなかった。さらに、それが間に合ったとしても、既に切符は売り切れ午後からの回しかないが、午後からは研修の予定が入っているので諦めだ。

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1時からエル大阪で塩野入先生の講演を聞く。お話は良かったが、会場の音響が良くなかったので、聞き難くて困った。

受講の最中に出版社から電話があって、著作権侵害の加害者からのメッセージが伝えられた。それは「一度、お会いしてお詫びしたい」とのことだった。

これ自体は無理からぬことではある。しかし、正直に言えば、会いたくも無いというのが本音である。会ってどうする?どうせ、言葉は決まっていることを聞くだけに決まっている。

「済みません。申し訳ありません。ご迷惑をおかけしました。云々・・・」である。「切腹します。」とか「仕事を辞めます。」とかになるワケでもなし、そんなことを望む訳でもない。

例えば、いついつの何時に、例えば岐阜の私の事務所へ来て下さいとしても、その日は時間までまんじりともせず待たなければならない。ソワソワして仕事に集中できない。

しかし、会うのを拒否すれば、それまた逆に失礼にもなるだろうし、お詫びに伺うことも拒否したというのでは、正義に反することだろう。

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そこで、私が間に入る出版社の方に提案したのは、「**日に東京で講演があるので、それに参加して下さい。そして懇親会に参加して下さい。そうすれば主催者も参加人数が増えて喜ぶ。主催者が喜べば私も嬉しい。顔が立つ。
そうした良い雰囲気の中で懇親が計られれば、聞ける話にもなるでしょう。事務所に来ていただくようなソワソワ感はいくらかでも抑えられるし、お互いに話もし易いでしょう。」

出版社の方もそれは良いことだと加害者に連絡してみることになった。この後、数時間後に驚くべき返事がくるのだが・・・我ながら良い提案が出来たものだと喜んでいた。この時点では・・・それが、講演後の深夜に大変なことになろうとは思いもよらなかった・・・

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さて、日中から、折角、大阪に来るのでついでに会える人に会っておこうと、先月の司法書士会連合会のシンポジウムの折に、講演依頼を受けた大阪の先生に打ち合わせをするのに最適ではないかと思いつき、メールで何度かやり取りをした。

その結果、夜の講演の直前にお会いすることに決まり、新大阪からさらに北の駅の喫茶で半時ほど打ち合わせをさせて頂いた。

司法書士らしく、きっちりきっちりしていて、ある意味、中々話が通じ無いのだが、大きな会の事務局を担当するということは、公金を扱うことになる。自分の事務所で講演を主催し講演料を支払うのなら、サッサと決まることでも、そういう官僚的な対応をせざるを得ない立場に置かれるのだろう。大変なことだ。

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この駅ビルの上の階に今夜の講演に招いて頂いた関西でも有数の事務所がある。ここで非公開株式の時価についての講演をする。

会場へ伺うと、困った事態になっていた。ビデオ撮影の準備がなされていたので、早速にこれはご遠慮願うことにした。当然、著作権上の問題と、この後、販売計画のあるDVDの政策上困るからである。

同様なことは、東京のある主催者の元での講演でもあった。撮影されているので、微妙な所の言い回しは遠慮して、歯切れが悪くなった。何より、何も相談も無く撮影されるので、しかもその時は、業者のカメラだから、断りにくかったが、それ以来、事前にしっかりと駄目をいれることにしたのである。

より反省は、講演依頼があった時点で入れておくことだと思うようになっている。その点、先月の司法書士会連合会のシンポでは、事前にこの点の了解を得る文書が届き、録音・録画をお断りしたり、文章化についての許可を得るようになっていて、流石と思ったものだ。税理士会でも見習って欲しいものである。

が、しかし、今回はそれ以上に結果的に撮影されていなくて良かったのである。永年講演をやってきている私だが、こんなことは初めてであった。
“事件”は2時間の講演の休み時間の後に起こった。

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後半の講演が始まって暫くすると、急に腹痛が襲ってきたのだった。原因は分からないが恐らく何かが当たったのだろう。このまま、我慢して講演すべきか迷ったが、脂汗に近い状態になってきたので、何十人もの職員さんの前に立って講演中で、恥ずかしいばかりである。

思い出すのは、小学生の頃、何度か授業中にトイレに行きたくなったことがあったがあれ以来のトイレのことだ。ただ、小学生の時は、おしっこだが、それくらいのことであれば、立って講演していれば我慢できるも、今回は下痢だ。

これは駄目だと、マイクに向って失礼をお詫びして中座させて頂き、トイレに駆け込んだ!全く恥ずかしいことだ。まあ、男だからいいか!

正露丸をくれたので飲んで、その後は、何事もなく無事講演を終えて、質疑応答は中々シビアな質問も出た。しかし分からないものは分からないと答える。

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講演後は懇親会で、所長先生を初めとして4人で居酒屋に向う。当然、「お腹は大丈夫ですか?」と事前に聞かれたが、すっかり大丈夫だし、講演の後のビールほど美味しいものはないし、これが楽しみ(?)だから、懇親会に行かないはずは無いとばかりに宴会を楽しんだ。

さっきの下痢は何だったのだろうか????そんなに悪いものを午前にも昼にも食べた記憶はない・・・ところが、これが3日後に意外な展開を見せることになる。

或る人が、死を賭して、私に助けを叫んでいた・・・そうとしか考えられない偶然だった・・・・

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すっかり酔って良い気分になって、深夜11時にホテルラフォーレ新大阪に戻り、メールを見ると、驚くべき以下の内容の連絡が届いていた。先程書いた、腹痛の原因ではない。著作権侵害の加害者からの返事が出版社を通じてなされたのである。

先ほどはありがとうございました。
セミナーを受けた際にお話をすることについて,**先生にご連絡をしたところ,「前々から受けてみたいと思っており,願ってもないことです」とのお返事でした。
ただ,明後日のセミナーについては,お客様との面談があり,どうしてもセミ
ナーと懇親会すべてに出席することができない
ということでしたので,
そのほか,いくつかのセミナーをご紹介いただけませんでしょうか。
場所はどこでもかまいませんとのことですので,東京に限らず,いくつかのセミナー予定を教えていただければ幸甚に存じます。」

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これを読んで、開いた口が塞がらなかった。精一杯、怒りを殺して返信を書く。これだけでも長時間かかることだ。以下、その返信を掲げる。


***様、メールを受け取って、ドッと疲れました

7日に**さんとお会いしたおりに、**先生から、私に直接会ってお詫びしたいとの意向を聞きましたので、それ以来、雑誌原稿を検証する間も、どう収めるべきか、ずっと考えていました。

昨日(13日)(注:既に14日に日付が変わっているからである)の午後4時にお電話頂いた折にお話したことを繰り返します。

正直言って、会うのは苦痛です。私も苦痛なら、**先生はもっとそうでしょう。
本来は、**先生のように岐阜に見えて・・・といっても、私もそれに合わせて、まんじりともせず、待っていなければなりません。

(そして、会ってどう話すのでしょう?説教をするのでしょうか?
怒りをぶちまけるのでしょうか?ただ黙っているのでしょうか?
いずれにしても、気分良くなく、たとえ10分頭を下げて頂いてもの土下座されても何も戻ってきません。(ここは重要です。)思い出して苦々しい気分だけです。)

それ位なら、私の気分の良くなることをして頂くのなら許し易い。
それなら、私のセミナーに参加して頂ければ、それで私の講演料が増える訳ではありませんが、依頼者であるセミナーの主催者は喜びます。そうすれば、間接的にも私も嬉しいことです。

そして、セミナー前後で、ただお詫びの挨拶をするのでなく、懇親会で酒を酌み交わすことで和解を図るのは好都合だと考えました。

近くには15日にセミナーと講演会とがセットである・・・・だから、これを好機と考えていました。

・・・・こうして相当、歩み寄った条件を、ここ数日来考えていていたことを、お電話があったときに、覚悟して、私としてはこの程度でと・・・出して臨んだ積りでしたので、「これを断るの?」と正直なことろ驚きました。

こうなっては、もう仕方ありません。これだけは、申し上げておきたいです。
もう、これで、直接、岐阜に来て頂いてのお詫びは、残念ながら、受け付けられなくなりました。これは決断です。

先のメールの意味も・・・・、さらには、わざと書いていない、行間の意味をよく、読み取って頂きたいものです。**先生がどれだけのことをされたのか?恐らくは、ご存知ではないでしょう。

今回の返事は、つまり、「お詫び < 自分のお客様の仕事」という式になってしまっていますが、それで宜しいのでしょうか?と思わずにいられません。

並みのクレームではない問題であることに、未だに、ご理解なさっていないようです。
小生なら、たとえ家族の不幸があったとしても、駆けつけます!

本来なら、何々しなければならないところを、寛容な条件を相手がだしてきている・・・・。それを断るとは、私には考えらえませんでした。

それは、どういうことなのか?を考えるとき、思い着くのは、剽窃とは、どういう意味があることなのか、まだ、ご理解なさっていないとしか考えられません。

その程度のことにしか考えられないのなら、誠に残念ながら、これで、雑誌「****」のことは余程、悪化することは間違いなくなるでしょう。

それどころか、単行本のことについても、まだ決して終結していませんので、遡及することは避けられなくなりますが、とても残念なことです。

ここまで、書くにも、2時間余りを要して、最後の手を差し伸べている積りです。
そして、相当に抑制して書いた積りです。

最悪の事態を招いて、**先生のご努力が無駄にならないことを、そればからりか、さらなるご迷惑を**先生が**先生に掛けないことを祈るばかりです。

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書き終えて送信したのは午前1時11分であった。しかし、寝付けるはずも無い・・・。

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2010年10月13日 10:51に投稿されたエントリーのページです。

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