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この日の朝は土曜ということもあってゆっくり起床の7時20分だった。心掛けて休むようにした。それを知ったかのように朝刊の特集で「疲れは体の危険信号」が諭していた。
そこで知ったことは、「疲労と疲労感とは違う」ことである。「重労働や徹夜、仕事のプレッシャーなどで心身ともに大きな負荷がかかり、体の生体機能に問題が起きている状態が疲労」で、これに対して、その「疲労を脳がキャッチし、疲れたと感じる主観的な状態を疲労感」という。
要は、客観的な状態である「疲労」に対して、主観的な「疲労感」である。「疲労」していても、仕事にやりがいがあったり、責任感が強かったりすると、「疲労感」はなくなる。
だから、今の私は、「疲労」があっても感じにくくなっている可能性がある。関西福祉科学大学の倉垣教授は「疲労感なき疲労を『隠れ疲労』と」いう。
しかし、実のところ私には「疲労感」が一杯だ。だから、遠慮なく疲れたと感じると寝る、だらける、遊ぶ、グズグズする・・・マッサージする、食べる、飲む・・・と発散・解消しているがそれが良いことを裏付けてくれている。
どうしても罪悪感が伴う国民性からか、忙しくしてしまうが、大っぴらに休む。そうしないともたないからである。
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そんな中、鑑賞した『仕事学』のDeNAの南場智子社長の組織論「球体組織」はよりプレッシャーのかかる組織を目指してはいるが、従来「責任感」と抽象的に語られていたものをビジュアル化したものとしてユニークであると考えた。
ビデオ撮影準備として、昔のテープの消去作業などを行ってから、名古屋に出るついでに、栄のQBに立ち寄り整えてから松坂屋に向う途中に、10月下旬にオープンしたというクリスマスショップに立ち寄り、講演に使う小道具を探すが時間がなくてこの日は買えず、松坂屋の南館に向う。
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冒頭で紹介した「古代カルタゴとローマ展」を駆け足で見る。私の鑑賞は「面鑑賞」である。雰囲気鑑賞といってもいい、その場に触れることで全体として感じるだけである。そしてもう一つポイントがある。それは、展示方法・演出・照明etcである。
15分ほどで感じ終えて、本館に渡り靴のクリームを買って、地下鉄で名駅に戻る。コンビニで昼食のカロリーメイトみたいなのを買うも、講演準備のため結局は食べられなかった。
その準備として今回は、地元ということもあって8mmビデオ撮影機材を持ち込んで、反省材料とするための撮影をすることにした。
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『非公開株式の譲渡時価 時価マトリックス』の講演は関東では毎月のようにしているが、地元では初版の折に2回ほど青年税理士会と地元支部長の事務所で行って以来だから2年ぶりくらいである。
呼んで頂かねば講演は出来ないものである。と同時に講演料の相場は東京がどうしても高いし、お客様も全国から集まるので、どうしても東京という巨大マーケットに集中してしまうのは仕方がない。
3時間しかないので、喋りたいことの半分も言えない。基礎部分を話さないといけないからである。したがって、フルコースの案内(2種類のパンフレット)を配布させてもたったが、恐らくは誰もいらっしゃらないであろう。
実はそこが味噌なのだが・・・そこに気付く人は稀である。だからこそ良いのである。これも「ナインドッド」なのだ。
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通常は1時間毎に休憩を入れるのだが、今回は開催挨拶や連絡が10分あるというので
さらに時間は短くなるため、1時間半で休憩とやや強行軍でお話した。なるべく多く伝えたいとする気持ちと受講者の精神的負担とのギリギリの調整である。
結果的には、やはり追加で用意したレジュメには及ばなかった。4時半に終了し、質問を多く受けて5時までに部屋を明け渡すことは出来た。
地元の先生方の悪いところなのだろうか、名刺交換は無かった。質問をする時は、なるべく名刺交換した方が良いだろうと思う。
みすみすチャンスを逃しているし、講師の方は一度や二度名刺交換したり、あるいは話しても名前と顔は繋がらないものである。繰返し行ってやっと覚えて貰えて、「実は・・・」の知恵がいただけたりするものである。そのためにも懇親会があったりする。
もっと営業センスを磨かねばならないだろう。この点、拙著『6%の売上UPで・・・』の講演の際にくどく言うのであるが、会計人に限らず士業の方々は、営業を、いやもっと言えば、「経営」そのものを学ばなければならない。
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実は、恥ずかしながら、今回の主催者の担当の先生もまだ、名前とお顔が結び付かないでいる。多くの人と会うためにゴチャゴチャになるのだ。
だから、今日お会いしたある先生も「先日は、どうも」と挨拶して頂いたのだが、私には多分あの方・・・と思うくらいで、実は誰だったのか判らないのである。
「先日はどうも、***でございます」と言うと覚えて貰えるのである。この時、名刺は「交換」するのではなく、一方的に渡すだけでいい。まあ、私の場合は、毎週違う名刺だから「交換」しているのですがね。
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講演後に、連続研修会の講師の打診があったが、聞けば判例研究会とのことだったので、それなら、自分達でやった方が、コストが掛からないと思う旨をお伝えした。ゲストとして呼ぶと最低でも何万円か掛かってしまうだろう。とても毎回ということは出来なくなろう。
私が通っている東京の研究会では毎月の例会の直接会費だけで2万円と懇親会費に交通費等というコストを払って聞きに行き、時には自らも話す。
内容を求めるならそれだけのコストが必然的に掛かるのである。それが負担できなければ自分達で賄うしかない。
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今日は懇親会が無かったので17時15分のJRで岐路につき、まずは、昼食も摂っていないことから地元駅から県庁前の王将で腹ごしらえして、直ぐ近くのヤマダ電機にTV買換えの下調べに行く。
整理券を渡すほどの賑わいぶりで、11月末までに迫った政府の満額エコポイントの期限の効果は凄い。品揃えに目を奪われて、何が良いのかすら分からない、ウロウロしながらパンフレットや情報を集める。
PCのブースでも調査したいものがあるので調べる。食品や文具も購入して1時間余りの食後の運動を兼ねたショッピングで目も疲れる。到底、妻を連れ回しては来れないことろである。それで無くとも妻はこの店の開店当時から「疲れる店」と認識しているのだ。
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8時半は過ぎていたろうか、入浴や整理をしつつ日本シリーズの第6戦中日対ロッテは途中から見たら離れられなくなって結局延長15回シリーズ最長記録の試合はドローとなった。
片付けやメール・ブログを書きながらではあったが、何とも疲れた。休日だから良い様なものの、午前1時頃に就寝と相成る。