6時40分起床して、ホテルの朝食は例によって「及第トースト」である。久しぶりなのにホテルの支配人は覚えていてくれて新聞の手配を申し出てくれて嬉しかった。
朝ドラ見た後、『タイタンの戦い』を有料TVで鑑賞してしまう。ふと疑問に思ったことがある。メビウスの首を切り取っても、その眼光が射すとペルセウスは知っていたのか?である。
知るはずもない。そこが実務と異なるところだな~と感想を持つ。実務では、それが可能かどうかを知るというノウハウが存在するか否かが分かれ目になるのだ。
人気沸騰で、1月24日現在システムダウン中である。
パスカル著の『パンセ』を読み始める。定評ある前田先生の訳であるが、散在したパスカルの文章を繋ぎ合わせて編纂するという古典らしい形をしているので、読み方を勉強するところから始まった。
漠然とした不安がある。それを解決したいような気分で古典を読む。ホテルでまとまった時間の缶詰になる時は、これが出来る。しかし、缶詰の最初しかできない。後半になると、やはり成果を出したくなって焦ってくるからだ。
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今回のホテル篭りは『中小企業の事業承継』の4訂版の企画のためであるが、そればかりではない、新刊の企画とが内容が微妙にダブルからか、新刊の企画も同時にしつつ、バッティングしないように調整し、どのタイミングで執筆するかも重要な検討事項である。
これらが底辺にず~~っとあって、潜在意識のように考え続けている。この発酵作用が重要である。目先は書き残した年賀状や、先程の古典など、様々な情報が入ってくるがそれが、フト、潜在意識に作用してアイデアが浮かぶ時かがある。
ひたすら自分を追い込んでその瞬間のセレンディピティを待つ。それまでが、これまた辛い時間である。悶々としていたたまれない。
カレルの『人間--この未知なるもの』は、そんなに古いものではないが、既に古典の地位を確立しているように思う。
まだ全部読めていないが、要は、あっちいったり、こっちいったりして環境適用する刺激を受けることが、ただの安定を得るよりももっと安定でバランスが取れている心身を形成することだと言っているようだ。それは中庸ではなかろうか。
しかし、初めから中庸してはならない。左右上下に変化対応して無駄を犯すのだと理解する。してみて、長期的に収斂してみると中庸に収まっているのだ。
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1時半過ぎに古典読書を停めて、「漠然とした悩み」を内観する。その多くは経済的なものであることが分る。だから宝くじでも当たれば等と考えてしまうのだろう。
ホテルに篭るともう1つ心配になるのが動かないことである。つまり体のこと、健康のことだ。カレリの読書を再開した後、5時過ぎに散歩を兼ねて片道20分のSCに行くことにした。
妻から頼まれていた衣服を移動させて収納する洋服タンスのような物が、このSCの中にある家具店を見るのである。
ところが、行ってみると既にその店はテナント替えで存在しなくなっていた。仕方なく書店を見回って、動画編集ソフトの本を物色したが、結局、買わずじまいで戻ることにした。当分は、それをやっている暇がないからである。
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帰り道に、コンビニでも夕刊を置く様になっていたので購入し、スーパーではガッテンで紹介していた酒粕を購入して、持参していた生姜黒糖と合わせると良い味となった。
7時のニュースを見ながら賀状の残りを書く。明日に名古屋・大阪出張が控えているためか、中々本の構成構想の企画ははかどらない。明日のいずれの仕事も、ホテルの予約を入れてからの割り込みであったため、集中できないことになっている。
『報道ステーション』では電子出版の特集が放映されて見入った。