ホテルの日曜は7時半起床、朝食して、昨日までに書いた賀状をホテル前のポストに投函しするも、まだ終わったわけではない。
賀状宛名を書きながら、改定本の構想を練りつつ、トリプルに「サンモニ」に続いて「サンプロ」鑑賞でインドの特集を見る。
昨夜の新幹線で・・・
4時20分からパワポでデモソフト開発を行う。これは壮大な計画の第3歩目に相当するプロジェクトである。2月4日に発表する計画である。
それは、相続・事業承継の新規企画にも連動し、今回構想中の4訂版企画にもつながることから、中央経済社の新刊企画と合わせて、後方から企画を立てている。
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昨日の本を再度読んだのは、時間が前後するが、午後からで、それに応じて構想・計画も4時から立てる。
本田氏の本はまとめるように読む。すると・・・結局は、私の「お金から自由になる」生きる道をまとめると次のようになるだろう。
「何が欲しいのかをはっきりさせて毎日を生きなければ、社会の価値観に洗脳されてしまいます。そのためには人生の優先順位を明確にしておくこと。」
その「ためには、普段からお金と適度な距離を保っておくこと」
「油断すると、すぐにお金がからんでくるので、よほど気をつけなければ」
「マーケッティングによって踊らされることなく、自分の欲しい物を買い、自分のやりたいようにいきる」「これは経済の視点からみたら、実はとんでもないマイナス」「しかし、地球環境や家族単位の幸せからみたら、今の不況の流れはごく自然で、むしろ健康的」
しかし「最終的にはバランスの問題」で、これは私が常に言っていることで、このブログのサブタイトルになっている、中庸の精神でもある。
ところが「資本主義が否応なしに変化していく時代には、それぞれの地域、社会システムで、一番バランスのいいポイントを見つけ出していく必要があります。」
「優秀な人ほど、『上昇する、新しいことを学ぶ、成長する』ことに快感を覚えがちです。しかし、人生の大部分を成長することばかりに使っていると、本当に大事なものを見失ってしまいます。なぜなら、上昇志向にはまってしますと、家族との時間や楽しい時間は、成長の邪魔になる感じがしてしまうからです。」
ここで、2つのバランスを考えるのだろう。1つは「経済的自由人」他の1つは「幸福感」のせめぎ合いとまとめてみた。そして、それぞれについてまとめた後に「お金に振りまわされないための3つの生き方」へと進むことになる。
最初に「経済的自由人」についてまとめるとする。
「経済的自由人というのは、」「誰か特定の個人や会社に依存することなく、経済的な自由をもっている」そして、「その収入を得る方法によって、自由になるか、不自由になるかが決まってきます。」それは金持ちとは異なる概念なのだ。
「たとえば、家賃収入、ロイヤリティ収入がある人は、自分が世界中どこにいても、お金が入ってきます。しかし、会社に勤めていたら、時間的、場所的制約が出てきます。」「弁護士という高収入の人たちも、この観点から不自由人のカテゴリーに入ります。」「運転手つきの車が自由に使えるような立場になっても、週に何度かオフィスに行かなければならないという時点で、不自由なのです。また、お金や時間だけでなく、考え方の自由さというのもあります。」
「経済的に自由な人にとって、お金は空気のような存在で、たいした意味をもちません。日常的に、そのその存在をほとんど意識することなく生活しているためでしょう。」
だとすると、私にとっては、半分しか経済的自由人にはなれていないことになるだろう。
そして、お金を友として付き合うためには、お金について学ばなければならない。それを氏はIQ(お金に関する知識)とEQ(お金に関する感情面の知恵)とに分けている。
共に欠けているとは思うが、私にとっては、よりIQに欠けていると考えている。特にビジネスの知識としてである。
IQに重心を置いて書くとすると、特にその4原則のうちの「稼ぐ」知識である。
しかし、その中身は意外に単純である。「そのためには、人が喜ぶこと、特異なこと、大好きなことを仕事にすることです。」それなら任せておけと言いたい。
しかし、それに集中できないのは、集中することによって、他の仕事から目が離れることで収入が減少したりすると、急に気弱になってしまい、4原則の内の2つ目の「使う」に躊躇が生まれるからだ。
確かに「使う」時点では有効活用になるかどうかが不安だから、投資的意味を持つ。しかし、その覚悟と、何とか回収しなければとする切迫感や背水の陣の気持ちがなければ、成し遂げるために奮い立つことは困難かもしれない。
それ、すなわち、「使う」「稼ぐ」が循環したからこそ、過去の成功と今の幸福がある。
氏も言う「最初のお金をどう使うかが、経済自由人への第一歩」「1000万円を残そうとおもったら、最初に入ってくる1000万円にしがみつかず、そのお金をきれいに使い切ってしまうこと」という。
これは言うは易し行い難しだとつくづく実感する。また、そのお金をきれいに使い切ればいいのかと言えば、そうではない。闇雲に使えば浪費でしかない。
そこで、「実際にどう使うかですが、一言でいうと、『ビジネスモデルを構築して所有すること』に投資すればいいのです。それは、自分の才能かもしれませんし、マンションかもしれません。株かもしれません。
いずれにしろ、次のキャッシュフローを生み出すものに投資する必要があります。」
「その投資が、マンションであれば家賃収入、投資であれば配当を生み出します。また、ビジネスを買った場合には、そのお店や会社からの収入を得ることになります。お金持ちになっていく人は、そうやって得た潤沢で安定的なキャッシュフローを次の投資に使っているのです。そうやって、次々に資産が資産を生む状況をつくっています。」
私の場合で、自分の才能に投資するとすると、著作であったり講演であったりすることになるだろう。しかし、現在のレベルでは、とても悠々自適には遥かに及ばない。何故なら印税は微細で、講演料もそれに比例して低レベルだからである。
しかし、それは、最初の1回転目だから、そうなのかも知れない。それを使い切ることで・・・と考えるべきなのだろう。
次に「幸福感」についてまとめるとすると・・・
一方、経済的自由人でなくとも、幸せを感じることは出来る。その観点から見てみると・・・
本田氏にとって、「幸せとは『自分の置かれている状況に感謝できる心の状態』です」という。よくよく自分も考えてみれば、それに同感せざるを得ない。だとすると私は間違いなく幸せである。
それでも、悩み、不安に思っている。この状態が維持できるか分らないからである。
しかし、カレルの「適応機能」からすれば、その悩みや不安は必要なるストレスであるから、必要悪のように存在しうるから、生きる手応えを得られるといえる。
そうすると、結局「なるようになるサ」でケセラセラと楽天的に生きることが求められよう。「その場、その時で、笑顔で」、「人事を尽くして天命を待つ」ことが見えてくる。色即是空空即是色の心境に近いのではなかろうか?
こうして2つをまとめた後、このバランスを如何に成し得るかで「お金に振りまわされない3つの生き方」を氏は次にまとめている。
1.十分な資産を持ち、収入を持つ
2.お金と感情的に上手につきあい、質素に暮らす (一般の人にも出来る)
3.資本主義から離脱して、自給自足の生活を目指す (少し田舎で実現可能)
いずれの方法も一長一短で正解はない。要は生き方の選択である。
私は、1.を選択する。すると、氏は言う「『大好きなことをして、経済的に自由になる』ことは可能」「途中の道もずっと楽しいし、気が付いたら豊かな生活が実現していたという感じになります。」私は、この途中段階に居ると思える。
「誰にでもむいているというわけではありませんが、ワクワクしたことを中心に生きてみたいという方には、ぜひおすすめです。」それはまさしく私だ。それは『知的余生の方法』とも合致する。
「そのためには、お金のこと、ビジネスのこと、人間のことを学ぶ必要があります。自分の人生を向き合って、本当にやりたいことを見つけ、それをプロのレベルまで高められれば、経済的自由が実現します。難しく思えるかもしれませんが、挑戦する価値は十分にある」
まさしく私はこの登山の途中にあって迷っている状態なのである。本当にやりたいことは見つかっている。しかし、山が高くなったがゆえの高度恐怖症なのだろう。外せば奈落の底だからだ。
ワールドカップやオリンピックの選手もそうなのだろうと想像する。一般から見れば十分幸福で素晴らしいと言えるのに、高見を目指して苦悩している存在である。
そして、最後に「お金から自由になる5つのステップ」をまとめる。
1.自分と向き合い、現在地を知る
2.過去の自分を癒し、お金の設計図を書き換える
3.豊かさの基準(閾値)を下げる
4.人生のスタイルを決める
5.ハッピーマネーの循環をつくり出す
5つのステップの内、私が、まだしっかり出来ていないと思われる1・2・5を太文字とした。特に、1・2は簡単そうだから飛ばしそうになるのを、しっかり見つめ直すことにする。弦に、2の「お金の設計図」の第三章は読み飛ばしていたのである。
1.は来月に行う決算で見直す最大のことになるだろう。積金チェックが必要だ。小規模共済に妻も加入することは良いかもしれない。小規模共済をBS計上することも考える。へそくりさえ見直して実践することも考えねばならない。
2.は、そもそも「お金の設計図」の概念のところを読み直すところから始めなければならない。氏によれば、それは、頭の中に焼きついているもののようである。
「お金の設計図」は、自分のお金に関する対応の初動をする「OS」、即ち「基本ソフト」である。氏もそう表現していたが、OSと考えた方が理解し易いと感じた。
そして、「『楽しいことをやっていたら、お金は自由に入ってくる』という考え方が設計図に書き込まれている人には、そういう現実が引き寄せられます。」という。
だからこそ、そういう書き込みをしてあげなければならない。過去のトラウマがあれば癒して修復することだ。
私の設計図・・・OS或いはDNAは、今迄の人生で、「苦しんで仕事をしていたときより、楽しんでいたときの方が稼いでいる。」「お金より健康が大切だ。病気でお金がなくなっていた。だから保険は大切だ。」「家族は支えあう。『忍ぶ川』のように、過去を振り切る、一言の挨拶が大切だ。」これが、今、さっと書ける私のOSである。
すると、決して悪くはないOSが備わっていると思える。
そして、5.は「お金とつきあう秘訣」とさえ氏は言う重要な項目である。
このブログを書いている1月29日に、思い当たる経験としてチェックインの現金支払をして「現金で支払うと結構高いことに改めて気付くな~。キャッシュカードは注意しなければ・・・」と書き止めたこと自体が実は間違っていることに気付かされたのである。
「あなたが日常的に行う経済活動の多くが、誰かを幸せにしたり、楽しくしたりするものであれば、あなたも自然に楽しく生活することができます。そのためには、不安やイライラからお金を使ってはいけません。お金に不安を抱えている人は、交換した対象ではなく、減ったお金に意識がいく人です。」
自分は、まさに減ったお金に意識がいっていたと反省したのである。
続いて「お金を使うときに、あなたは手持ちのお金と、何かの物やサービスと交換することになり、そうすると当然ですが、そのお金を自由に使う権利を失います。お金という状態で持っていたら、将来何か好きな物に変えられたのに、物やサービスにしたとたんに、その可能性が消えます。その喪失感に耐えられないとき、ストレスを感じるのです。このとき、『お金がなくなって、将来困ったことになる』シーンが目に浮かび、不安を感じて、ちょっとしたミニパニックを味わうことになります。」
そうだ、あの時。現金を機械に投入する折に不機嫌になった自分は、まさにミニパニックになっていたと思い当たる。
「幸せな人は、お金と交換した物やサービスをとことん楽しむので、得た物や楽しさにフォーカスしています。手持ちのお金がなくなったことに意識を向けません。」
「あなたがお金と交換したものが誰かを幸せにしているという感覚が大事なのです。」
「それが、豊かさの法則です。自分が生きている間、お金の流れはずっと途切れることがないと確信できたら、もっとお金と楽につきあえるようになるでしょう。お金ではなく自分や人生への信頼感が鍵なのです。このことに深いところで気づくことができたら、あなたは、一生お金の不安から解放されるでしょう。」
ここに、「交換」とあるように、お金は「交換」の手段である。「交換」とは「変換」でもあるから、ここで想起したのが、「エネルギー保存の法則」である。
「エネルギー保存の法則」とは、ある種類のエネルギーをまた別のエネルギーに「変換」した場合でもそのエネルギー総量は変化しないという物理学における基本的な法則の一つ。熱力学第一法則とも呼ばれる。
つまり、お金のエネルギーは高いが、それは良くも悪くも何か他のものに「変換」される。この時に「交換」手段は「つなぎ」として、エネルギーが「保存」される。
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6時からETVで『夢をかたちにする言葉』と題した音楽番組で「何だろう?」と見てみればウーバーワールドというグループを初めて知った。
コンビニで夕食を買って8時から今年度の大河ドラマ『江』が始まった。初回は90分バージョンで、続いて9時半からNスペで『日本人はなぜ戦争へと向ったのか 第一回 外交敗戦』を鑑賞し、10時20分から入浴し就寝する。